やばい奴を刺激するなマジで ページ7
『うわ……デッカ。』
今私は招待状に指定されていたフェリー乗り場に最低限の荷物をバックに入れて来ていた
目の前には見たこともない豪華客船の様な巨大な船が停まり、新入生の保護者らしき人たちが見送りに来ている
私? 私は当然一人だよ。見送りなんてあるわけない
私と同じ様に招待状をもらったであろう学生達が集まっている場所があったので乗り遅れないよう急いで向かう
「すいませんが、招待状と学生証を拝見させていただきます。」
『どうぞ。』
スタッフの人らしき人に招待状と学生証をバックから取り出し渡す
「はい。A様ですね。こちらの番号の部屋が個室となります。こちらは、NOA専属客船”ウッド・ホース”の見取り図となります。」
『アッ、ありがとうございます。』
「それでは、どうぞごゆっくりNOAまでの船旅をお楽しみください。」
スタッフから私の部屋の鍵と、船の見取り図をもらい船の中に入っていく。さっきのスタッフの口ぶりから分かる様に出港して数時間で着くわけではない
他の地域の招待状をもらった子も拾っていくためNOAに着くのは3日後の予定になっている
?「おーい。ナトゥアー大陸の子はこっちに来てなー!! 」
在校生の先輩だろうか、学生服を着た男子校生が声を上げ手を振っていた。左腕には”生徒会”と書かれた赤いワッペンをつけている
緑のパーカーをして顔は見えないが、口を見れば肉食特有の鋭い牙が生えている
……よし。目つけられない様にしよう
「見て! ボンベ様だ! 」
「あのニュンフェ地方最強の門番であるボンベ家のゾム様をこんな近くで見れるなんてっ! 」
「素顔を隠してるけど、とても美しい顔をしているらしいよ!!」
突然、女子達が色めき立った。どうやらあの生徒会のワッペンをつけた緑パーカー先輩の噂話をしている様だ。女子達が我先にと自己紹介しているが本人は相手にすることもなく
zm「すまんけど、そう言うのええからさっさと着いてきてな。」
と一蹴。明らかにテンションが下がっている
渋々離れて大人しくなった女子達だが諦めてない様にしているあたり結構な権力者の様だ。何かしらの空想種であることは間違いない。女子達は頼むから怒らすな
亜人と空想種では天と地ほどの実力の差がある。相手がその気になればここの人たち全員皆殺しにすることなんて造作もない
『(早く部屋に引きこもりたい……)』
島に着くまでに死にそうで不安しかない
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らむ - ラピュちゃんの初登場シーンほんとに好きすぎるww (7月10日 1時) (レス) @page46 id: 2740f6696a (このIDを非表示/違反報告)
ウシベコ(プロフ) - 弦さん» コメントありがとうございます! 作者の都合で更新途切れたりすることもございますが気長にお待ちください! これからも無理のない程度にぼちぼちと更新頑張ります! (2022年11月27日 2時) (レス) id: 5cae5ae8ba (このIDを非表示/違反報告)
弦(プロフ) - コメント失礼します、とても隅々まで凝っていて人外系で(そして他の方も仰っているようにgtさんが登場して感激感銘を受け)思わずコメントさせていただきました。とても面白く大好きです。無理のないよう更新頑張ってください…! (2022年11月26日 3時) (レス) @page24 id: c2360e86b7 (このIDを非表示/違反報告)
ウシベコ(プロフ) - 雪見大福さん» コメントありがとうございます!! エールををエネルギーにして更新頑張りますので応援を暇つぶし程度によろしくお願いします!! (2022年11月12日 0時) (レス) id: 5cae5ae8ba (このIDを非表示/違反報告)
ウシベコ(プロフ) - Rayさん» コメントありがとうございます!! gtさんの狂人感がこの作品にはピッタリハマりそうだなと思い書きました! これからも更新頑張ります!! (2022年11月12日 0時) (レス) id: 5cae5ae8ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウシベコ | 作成日時:2022年9月16日 7時