ある出会い（ci side） ページ16
ci side
—————————
俺には好きな子がいる
俺の前で見取り図と睨めっこしているAを見つめる
『(やっぱかわええなぁ〜。)』
本当は部屋の場所なんてすぐ分かとったし、恥ずかしいとか全く思ってない。こんな分かりやすい嘘他の奴だっら絶対キレて攻撃してくるか、スタッフ呼ぶかの二択
せやけど、Aは今俺のために一生懸命、俺のこと信じて健気に頑張って案内しようとしてくれている。方向音痴やのに
『(ホンマ、そっけない様にしてるけど、お人好しなとこが抜け切れてないなぁ。)』
そもそも俺がいつAのことが好きになったかと言うとそれはつい最近の出来事だった
俺はエギュプテン王国”第一王子”カメン・チーノ。太陽神ホルスの力を受け継ぎ”
ホルスの力を受け継いだ俺はエギュプテン王国の王となる事が約束されたも同然。そんな俺を妬ましく思い暗殺を企てる生意気な奴、俺を利用して権力を得ようとする浅はかな奴
–そんな奴らの心が全部見えた
勿論暗殺企てた奴らは俺が告発して”打首”、俺を利用しようとした奴は二度と政治の場に出れない様に追放させた
人の陰謀渦巻く王宮の中で育った俺は自然と他人を欺くのが上手くなっていきこう思う様になった
–世の中騙されたやつが悪い
俺の存在は現国王である父が俺が国王として就くまで一部の人以外には隠して俺は使用人Aとして王宮の中で暮らしていた
外に出てみたい
外の世界を全身で感じてみたい
そんな思いが日々募っていった。俺の
王宮から出れん俺にとってこの眼から見える外の世界は魅力的だった
そしてついに我慢できずに俺は魔法で姿を変え王宮から飛び出した
映像だけでは感じることができない都市の空気はどれも新しいものばかりで俺は舞い上がった
しかし気持ちが昂りすぎて気づかないうちに俺は人気の少ない場所に入ってしまい、数人の強盗に取り囲まれてしまう
俺に襲い掛かろうとした強盗たちに突然魔法が放たれた
煙の中から俺の手を引っ張り走り出したとても小柄なラット族の女の子
それがAだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 961人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らむ - ラピュちゃんの初登場シーンほんとに好きすぎるｗｗ (7月10日 1時) (
レス) @page46 id: 2740f6696a (このIDを非表示/違反報告)
ウシベコ(プロフ) - 弦さん» コメントありがとうございます! 作者の都合で更新途切れたりすることもございますが気長にお待ちください! これからも無理のない程度にぼちぼちと更新頑張ります! (2022年11月27日 2時) (レス) id: 5cae5ae8ba (このIDを非表示/違反報告)
弦(プロフ) - コメント失礼します、とても隅々まで凝っていて人外系で(そして他の方も仰っているようにgtさんが登場して感激感銘を受け)思わずコメントさせていただきました。とても面白く大好きです。無理のないよう更新頑張ってください…！ (2022年11月26日 3時) (レス) @page24 id: c2360e86b7 (このIDを非表示/違反報告)
ウシベコ(プロフ) - 雪見大福さん» コメントありがとうございます!! エールををエネルギーにして更新頑張りますので応援を暇つぶし程度によろしくお願いします!! (2022年11月12日 0時) (レス) id: 5cae5ae8ba (このIDを非表示/違反報告)
ウシベコ(プロフ) - Rayさん» コメントありがとうございます!! gtさんの狂人感がこの作品にはピッタリハマりそうだなと思い書きました! これからも更新頑張ります!! (2022年11月12日 0時) (レス) id: 5cae5ae8ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ウシベコ | 作成日時：2022年9月16日 7時
