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「そんな………ごめん……私、同棲自体は嬉しかったし……そうなるまでの過程も私たちらしいと思ってて……不安にさせてるなんて思ってなかった………ごめんね……私がちゃんと気持ち伝えて来なかったから………私ね、玉森くんがたとえ浮気してたとしても自分からこの手を離すことは出来ないなって思ってた……それぐらい大好きなの……浮気しててもいいから玉森くんがそばに置いてくれる限り自分からは離れたくないって………」
「………//////………やばい………今、俺すごい嬉しい……///Aさん、こっち来て……」
ギュッと私を抱きしめると
玉森くんはキスをした
こんな大ごとになってしまったけれど……
プロポーズじゃなかったけれど………
それでも玉森くんが大好き
素直になってよかった………
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後日………
「さくらごめん………残念ながらプロポーズじゃなかった……」
「えーっ!!!やっぱ玉森くんの浮気?」
急に小声になるさくら
「違うよ!そうだったら私もっと大泣きしてる」
「だよね!で?何だったの?まだ1ヶ月経ってないけど もう仲直りしたの?」
「それがね………」
全てを話すとさくらは大爆笑
「そんなことでギャーギャーやってたの?すっごいウケるんだけど!よく考えたらプロポーズって想像もぶっ飛んでるよね!まぁ私が言い出したことだけど」
「さくらー………私、自分の発言にもっと責任持とうって思ったよ……素直になれない自分も反省したし……」
「A変わったよね!良い意味でね!Aは素直になれないって言うけど、ずっと一緒に仕事してきた私からしてみればすごい素直になったよ」
「えーっ………私、どんだけ素直じゃなかったのよ……」
「ふふふっ!でもさ、良い機会だから玉森くんと結婚の話でもしてみれば?遅かれ早かれそうなるんだろうし」
「うーん………」
散々さくらに笑われた昼休み……
仕事を終えて帰宅すると
ソファでくつろぐ玉森くんに聞いてみた
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作者名:ゆり | 作成日時:2019年4月29日 16時