12 ページ12
村上side
それから、皆それぞれ他愛もないことを話ながら食べたり飲んだりして、あっという間にあと30分程で今日が終わろうとしている。
今年はええ誕生日やったなあ…。
なんて思いながらしみじみしていると、
「あ、そろそろ俺帰らんと…。」
時間を見た亮が残念そうに眉を下げとる。
「撮影で忙しいのに遅くまでありがとうなあ…。」
「え?ええんよ!俺も村上くんの誕生日、お祝いしたかったんやし…。」
俺と亮の会話を聞いて、それぞれが片付けをし始めた。
「あ、ええよ。俺、洗い物するし…。」
立ち上がって食器をキッチンに持っていった、たつの後をついていく。
「何言うてんの。信ちゃんは今日の主役なんやからせんでええよ。」
「んや〜、でもなあ…。」
渋っている俺を制して、ほら亮ちゃん帰ってまうでー?なんて言うてる。
「ありがとうなあ…。」
たつにお礼を言って、亮を追いかけ玄関へ向かった。
「亮、気をつけて帰るんやで?」
「うん、わかっとるよー。」
「亮、待て。おっちゃんも帰るわ…。」
「え?あ、すばるくんも帰るん?」
「おっちゃんもう眠いねん。」
「あ、じゃあ一緒にタクシー乗ります?」
「ん、頼むわ…。」
「じゃあ村上くん、また明日…。」
「おう、すばるのこと頼むな?」
「はーい、お邪魔しましたー。」
気まずいなんて言われてる2人が一緒に帰っていく光景を見るのは何か不思議な気分やなあ…なんて思いながら2人を見送った。
.
69人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
∞さっちん∞(プロフ) - 華子うさぎさん» 流れが自然で読みやすかっただなんて、文章の組み立てが苦手な私にとって大変恐縮ですが嬉しいです。有難うございます!黒さん側ですか。そろそろ黒ハピバ小説の内容を考えようかなあ…と思っているので書けるように頑張りますね☆ (2018年3月20日 20時) (携帯から) (レス) id: b80015d902 (このIDを非表示/違反報告)
華子うさぎ(プロフ) - 返信ありがとうございます。駄文だなんてとんでもありません。上手く表現出来ませんが、流れが自然で大変読みやすかったです。黒さん側も是非! (2018年3月20日 18時) (レス) id: ba95bef1dd (このIDを非表示/違反報告)
∞さっちん∞(プロフ) - 華子うさぎさん» 初めまして。コメント有難うございます☆何度も読み返して頂いてるなんて感激です!大人の雰囲気出せてましたかね?何だか照れくさいです(笑)駄文しか書けませんが今後も書けるように頑張ります♪ (2018年3月20日 18時) (携帯から) (レス) id: b80015d902 (このIDを非表示/違反報告)
華子うさぎ(プロフ) - このお話が好きで、何度も読み返しています。大人の雰囲気を纏った感じと、文章がたまりません。なんだか、黒×紫のカップルが自然な感じでこちらが覗いているように思われました。今後も作品に期待してます! (2018年3月20日 15時) (レス) id: ba95bef1dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:∞さっちん∞ | 作成日時:2018年1月26日 23時