ぴゅあ恋 (ページ8)

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Your side

とんでもなくタイプな顔のイケメンがいきなり隣にやってきた。

いくら好きな人がいる、と言っても、こんな状況。

ウハウハするしか！と割り切るわたし。

我ながらミーハーだなあ、なんて楽観的な思考に落とし込んで、綺麗な横顔を眺める。

鼻筋キレイすきでしょ、、うわあまつげなっっが、、目とかもうビー玉みたい、、

……ん？…目？

「うわあっ、！！」

大輝「ふふ、しーー」

「あっ、、」

大輝「今俺のこと見てたでしょ」

「、うん、キレイだったからつい」

大輝「っ、ありがと、」

気持ち悪がられたら終わりじゃん、とか言った後に思ったけど

大輝くんは一瞬驚いて息を呑んだ後

なぜか恥ずかしそうに、それでいてすごく可愛く微笑んだ。

思わずキュン、と高鳴った胸

トクトクと小さく音を立てる心臓に気付かないフリをするわたし。

きょとんとした目で見つめられているこの空間に耐えられなくて慌てて目を逸らすと

こっちを食い入るように見つめていた優斗と目が合った

、のは一瞬で。

合ったと思ったら即座に前を向く優斗の顔。

遠くからでもわかる太い眉毛と大きい目に、不思議ととても安心した。

そういえば、優斗も結構なイケメンだよなあ。

クラス替えのとき、女の子たちが密かに騒いでいたのを思い出す。

優斗と同じクラスになれたあのときの小さな幸せを思い出してしまって

また胸がドキドキと音をたてた。

今日は心臓が忙しい。

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