ぴゅあ恋 (ページ32)

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昼ご飯は海から少し歩いたところにあるイタリアンレストランで食べることになった。

みんな水着から動きやすい服に着替えたんだけど、Aがやばすぎてさっきからずっとソワソワしてしまう。

だって…………ワンピース着てんだもん…………

こんな絵本から飛び出してきたみたいなかわいい女の子まじでいんの？

はぁ…………ほんと今日はAに心を揺さぶられてばっかだ……

碧「わー！おしゃれー！」

「すごい！こんなとこあったんだ！」

レストランはすごく大人っぽくてかかってるBGMも装飾も全てが高校生の自分たちに似合わないぐらいおしゃれだった。

とりあえず席に座ってみんなでメニューを広げてみるけど、色んな料理があってどれにしようか迷ってしまう。

悩みに悩んだ結果最終的に俺はボロネーゼ、Aはペペロンチーノ、碧たちはピザを食べることに。

「おいしそ……！」

しばらくしてからお皿が運ばれてきて目を輝かせるAを見て、ここに来てよかった……って心から思った。

好きな人の幸せそうな姿見たらこっちまで幸せになるから……

「ボロネーゼもおいしそ……」

『ちょっと食べる？』

「いいの…？」

『うん、俺もペペロンチーノちょっとほしい笑』

お互いのを共有するためにテーブルの脇に重ねられていた小さい取り皿に手を伸ばすけど、その手は碧によって遮られてしまった。

碧「あーん、してあげなよ」

『は……！？！？』

「え！？」