ぴゅあ恋 (ページ31)

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優斗side

碧たちに混ざって始まったビーチバレー。

これはかなりヤバイ。

飛んだり跳ねたりするAはそりゃあもう可愛いんだけど、問題はそこじゃなくて。

決して貧相なわけじゃないAに平常心を保つのが精一杯。

ああああああああ自分が気持ち悪い！！！！！

こいつ、よく2人きりでビーチバレーなんかできたな。

隣で楽しそうに笑うはしもっちゃんを見て、おそらくだいぶ大きいであろう経験値の違いを呪った。

「つかれた！」

『ちゃは、元気じゃん』

「語尾だけね！」

『腹減らね？』

「お腹空いた！！」

『近くにイタリアンあるらしいよ？』

「行こう！碧！イタリアン！」

なんだこの可愛さ。

めちゃくちゃ可愛いAのせいで上がる口角を手で隠す。

まだ気持ちを伝える勇気は足りてないけど、絶対いつか告(い)うからさ。

そのときまでは、その笑顔のまま、俺と一緒に笑っててほしい。

この恋がもし実ったら、ずーっと笑わせてあげるのにな、ってそう思いながら輝く海を見つめた。

「優斗！ごはん行こう！」

『あいよ！』

よし！まずはイタリアン！！