ぴゅあ恋 (ページ1)

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「おはよ！」

『わ、！おはよ……』

自転車を押して学校の坂をのぼっていると、後ろから誰かに力強くバンッと背中を叩かれた。

誰かなんて見なくても分かる。

『Aは朝から元気だなぁ～』

「なにそれ、おじいちゃんみたい笑」

『誰がおじいちゃんだよ！』

なんて笑いながら軽くグーパンすると「いったー！」と仕返しにまた叩かれた。

碧「おはよー！」

「あれ、碧今日は早いじゃん！」

碧「そうなの！」

そして元気よく後ろから走ってやってきたのは、Aの友達の碧。

いつもチャイムが鳴る数秒前に教室に入ってくる碧だけど、なぜか今日は早起きできたらしい。

碧「まぁ朝からおもしろいものを見させていただきましたよ」

「？？」

碧「かわいいかわいいカップルのイチャイチャを拝見させていただきました♪」

「『っ、カップルじゃねぇし！』」

こんなやりとりも日常で、今日もAに片思いする1日が始まる________