21 タカ丸さん ページ22
ボロい倉庫の中に、喜八郎くんと金髪の男の人が弁当を食べてた。いや、ここで食べるのか。
「喜八郎くん!……と、その人は。」
「斉藤タカ丸さんだよ。僕の中学校の時からの知り合い」
「はじめましてぇ〜1年2組の斉藤タカ丸で〜す。」
「よ、よろしくお願いします…。」
凄く、チャラいな。同じクラスなんだ。
「この人は、3回留年してるんですよ。」
「りゅっ!?えぇっ!」
「僕も、話を聞いた時はビックリしたよ。」
喜八郎くんは、溜息を着いた。
「本当は、僕3年生だけどほぼテストが欠点で 学校もほぼサボってんだよねぇ。たまに、停学になったりしてるよぉ。永遠の一年生!なんちゃって。」
タカ丸さん凄い人だな。
「よく、高校に合格できましたね。」
「えっへへ〜元々、頭は普通の上くらいだったんだけど、高校入ってから色々めんどくさくなったんだよねぇ。」
「そうだったんですか。」
「ダメ人間ですね。」
「ちょっと、喜八郎くんッ!!」
「大丈夫だよ。喜八郎くんの性格は、慣れてるからねぇ。」
チャラそうだけど、中身は凄くふわふわしてる。
「二つ程度しか、歳変わらないからタメ口で気軽に話していいよ〜。」
「う、うん…はい、よろしく…お願いします。あれっ?」
「えっへへ〜、可愛い♡
まぁ、喜八郎くんも敬語だし大丈夫だよ。」
調子狂うなこの人。
「所で喜八郎くん達は、なんでこんな所でお弁当を?」
私は、疑問に思っていたこと話した。
「さっきの女の子達が苦手でねぇ〜。また、弁当誘ってくるんじゃないかと思ってこっちに逃げたのさ。」
あぁ、だからあの子達、喜八郎くんがいない代わりに私を誘ったのか。
「えっへへ〜 喜八郎くんモッテモテぇ♡」
タカ丸さんは、黙ってくださいと喜八郎くんが言うとタカ丸さんは、しゅんっとした。
私は、苦笑いした。
「だから、こっちに行ったんだね。」
「Aも、弁当食べる相手がいなかったらこっちに来ていいからね。」
「うん、わかっ………あぁ!?弁当、まだ全部食べてなかった!ちょっと、教室戻るね!」
私は、弁当の存在を思い出し喜八郎と、別れた。
____
「あの子が、喜八郎くんのさっき話してた気になってる子?」
「気になっては、ないです。」
「でも、喜八郎くんが女の子と絡むなんて珍しい〜。」
「ただの、友達です。」
照れちゃってぇとタカ丸が言うと、喜八郎はタカ丸さんのほっぺたをぐいぐいつねくった。
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理(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみに待ってます! (8月14日 21時) (レス) @page40 id: bcec8c1963 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 続きが読みたいです。 (2020年4月10日 13時) (携帯から) (レス) id: 02498dbfba (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 続きめっちゃ気になります!毎日楽しみに待ってます! (2019年7月11日 19時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
名無しの妖怪(プロフ) - 面白いです!もう色々と設定とか大好きです。綾部くんと孫兵くん可愛い。立花先輩美しい。 (2019年6月18日 4時) (レス) id: 6c6e64c690 (このIDを非表示/違反報告)
pukipukibayo(プロフ) - ハイビスカスティーさん» 読んで下さりありがとうございます。ふふふ それは、後からのお楽しみです。これからも、気長に更新していくのでどうか恋罠を宜しくお願いします。 (2019年5月4日 9時) (レス) id: e62a57e8a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pukipukibayo | 作者ホームページ:http://aka
作成日時:2019年5月1日 16時