恋の罠【綾部喜八郎】

15 滝と女の子 ページ16

「おーい！3人とも。」
三木子は、3人に遠くから声を掛けた。
3人とも、三木子の声に気付いたのか後ろを振り向いた。

私達は、ダッシュで3人の元へ向かった。
＿＿

「おはよう！三木子！A！」
「おっはよぉ〜〜」
「おはよう。昨日言ってた女子は、コイツらか。」

3人は、挨拶した。一人知らない人いるんだけど。
「おはよう。あっ初めまして3組の田村三木子です。」
「2組の神野Aです。」
「私は、1組平滝夜叉丸だ よろしく。」
凄い髪の毛がサラサラでまつ毛が長くて顔が整ってるなと思ったが
「私は、特進コースで成績優秀で運動神経も抜群。オマケに、家事もでき 顔も美しい。グダグダ……」
どうやら、極度の自意識過剰だった。
「ねぇ、A……私、この人苦手かも。」
三木子が、私に耳元で小声で話した。私は、苦笑いしかできなかった。
「滝夜叉丸、困ってるからやめて。」
喜八郎くんが止めた。
「あぁ、すまない 私の美しさを君達に伝えたかったが為につい取り乱してしまった。まぁ、伝えなくてもひと目でわかると思うがな。」
三木子を見ると、表情には出てないがムカつくなコイツｩ〜って感じが伝わった。
「も、もし良かったら 一緒に登校しませんか。」
私は、三木子がイライラしてた為代わりに言った。

皆、いいよと言ってくれた。

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