離れられなくて。 (ページ15)

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「じゃ、行ってくるね。ちょっとだけだから。」

丸「はい！お早いお帰りをお待ちしておりますね♪ 」

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丸山が選んでくれたワンピースを着て外に出た。

一人でどこかに行くって久しぶりかも。

基本、章大さんか丸山が隣にいるからなぁ。

私にとって良い気分転換になったらいいんだけど... 。

てかどこに行こう？

何も考えずに出てきちゃったからなぁ。笑

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「あ....この公園.... 。」

てくてく歩いていると公園に辿り着いた。

この公園、私と忠義でよく来てた公園.... 。

ここに辿り着いたのは偶然なのかな。

それとも....私の足が勝手に..... 。

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「 .....会いたい...な... 。」

忠義に会いたい。

でも、会えない。

会っちゃいけない。

頭ではわかってるんだけどな... 。

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「ベンチにでも座ろっかな... 。」

確かこの公園にはベンチがいっぱいあったはず。

....あれ？誰かベンチに座ってる...？

ま、でも隣のベンチ空いてるっぽいし。

隣のベンチに座ればいいよね。

そんなことをゆるく考えてた。

でもベンチに少し近づくにつれ、そんなゆるい考えは吹っ飛んでいった。

....嘘でしょ？

そんなこと、あるわけない。

でも、ベンチに座っている人は確かに

今私が一番会いたい愛しい人に似ていた。

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