離れられなくて。 (ページ14)

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大「 A 、今日も可愛いなぁ。」

「もー、そう言ってまた甘えようとする。」

大「ええやん、カレカノやねんし♡ 」

「 .. しょうがないなぁ。」

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丸「 .. っ、A様っ！」

ゆらゆら揺さぶられる体

起きると、目の前に丸山

あぁ、私また忠義の夢見てたんだ

はぁ、とため息をつく。

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隣を見れば、居たはずの章大さんは居ない。

きっと先に起きてシャワーか着替えてるんだろう。

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丸「 .. A様、」

そう言って、頬の方に手を伸ばす丸山

悲しそうな目。

そう言えば、あの日から執事なのに丸山を見ていなかったな。

丸「おはようございます、A様」

そう言って笑っているが、無意識なのか引きつってる。

いつもの笑顔じゃ .. ない。

こんな、丸山見たくない。

けれど、こんな風にしてしまったのは２週間前の私のせいだ。

私が .. 八つ当たりしたせい。

準備してある洋服を取り出そうと向こうへ行こうとする丸山の袖を引っ張る

それに気付いたのか、丸山の動きが止まる

「丸山、あの時はごめんなさい。八つ当たり .. してしまったの。」

背中を向けている丸山に

ごめんなさい、と俯きながら言う

袖を掴んでいた手はいとも簡単に解かれた。

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きっと呆れたんだ。

こんなお嬢様普通に嫌だよね。

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すると、私の手を握る丸山

びっくりした私は顔を上げる

そこにはさっきとは違い、前みたいな笑顔をしていた。

丸「 A様、私は何があろうともA様の味方でございます。」

お洋服ご用意いたします♪ と、私の側から離れる丸山

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窓を見てみると、綺麗な青空

気分転換 .. 出来そうだなぁ。

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「丸山、今日外出してもいい？章大さんを置いて、気分転換したい。」

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