Prisonerworld【小説】 (ページ41)

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頼れよ【守】【龍神湊】ページ41

僕は広い広い広すぎるシェルターの廊下掃除を
終わらせたやっとだ

「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞつがれだぁ！！！腰痛てぇ」

死ぬほど頑張ったよねうん
僕は雑巾を干してバケツの水を流す
途中で終わってもよかったんだけどまたあとでやると思うとやだからね
先に終わらせちゃったぜ！僕えらいほんとにえらい
手を洗って部屋に戻ろうとすると
あることを思い出す。掃除してる途中で
颯が風邪をひいたという情報が流れてきたのを
思い出した
1回部屋に戻り大きい袋にお菓子とジュースを持って颯の部屋へ向かった

コンコンコンとノックをして
はいりまっせ～と言いながら入った
するとすやすやと眠りに入っていた
そうか、そりゃ寝てるよななんて思いながら
椅子に座って持ってきた漫画を読む
図書館にあったんだよね漫画が、さすがだよ
これ大好きな漫画なんだよあって嬉しかった
お菓子をボロボロこぼしながら食べる
颯のことちょっと忘れてて大きい声で爆笑してしまった
すると

「うるさいんですけど…ここに病人いるんだよ？」

なんて言いながら起きてきた
寝癖ついてるしめっちゃだるそう

「そうもたべまふか？」

と口にいっぱいお菓子を詰めたままお菓子を渡す
ありがと言ってちょっとずつ食べてた
てかなんでここにいるの…と不機嫌そうに言うから
口の中に入ってるのを飲み込んでから
颯が起きるのを待ってたと言うとため息つきながら
顔をあらいにいった
ここで怒らない颯も優しいと思った
顔を洗い髪の毛を整えて帰ってきた颯にそうだと思い本を渡す

「これ！ご飯のレシピがねいっぱいのってる本なのだからはい。お粥でもつくりなよ！！」

「え？俺がつくるの？」

と言うからあっそっかと本をとじた
苦笑しながらベッドの上にすわる颯
いつもより顔が暗い大丈夫かなと思ったけど
聞かなかった。聞いたらダメな気がするから
でもちょっとは頼って欲しいななんて思った
だから僕は颯の方へ飛び込んでダイブした
うぉ？！と言いながら僕を受けとめて
どうしたのと僕に聞く

「悩み事があるならなんか聞けよ！！僕を頼れよ！」

と一言言って逃げるように部屋を出た

「部屋の片付けぐらいしろよおおお！！」

と廊下に響くぐらい大きい声で言うから
あとで～と言いながらはやあしで逃げた
いや、逃げてないよ。片付けめんどかったとかじゃないからね。

あっ颯病人だった。あは！