Prisonerworld【小説】 (ページ4)

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帰還っ！【攻】【風守絢】ページ4

「ん………？」

しまった、気絶してた…
あの男の子が私の首を絞めて気絶させたみたいだけど…生け捕りみたいな状態にはならなかったみたい。
運が良かったなぁ…とか考えながらも立ち上がり、とりあえず状況を確認する。
…あれ？ここらへん…いや、シェルター内に敵の気配がない。
感覚は鋭い方だけど、中には気配を完全に消せる人とかいるからなあ……

あ、でもそしたら襲ってくるかな？
ま、良いや！とりあえず帰ろう！
でもこのじょーきょーだとシェルターの周りに居そうだからなぁ…

「あ、そーだ！！」

穴を植物によってこじ開けて、トンネルにしてシェルターに帰る。
大丈夫大丈夫！穴は開けちゃったけど植物の能力を解除したらトンネルは崩れるから！でも急いだほうがいいかなぁ……

走って戻ると、あっというまにシェルターに戻れた。
指令室に行って一声かける。
「たっだいまー！帰還したぞーっ！生け捕りはできんかったけどー！」
そういうと雪が飛び付いてきたのは言うまでもないと思う…！

たいちょーの話だとどうやらあっちがわの副たいちょーはアリスが捕まえたらしいし、その子の様子でも見に行くかなー！

“部屋”に行くと彼女は拘束されてんのにジーーッと私のこと睨んでくる。怖いってばー！
さてさて…そろそろお遊びはおしまい！ガーディアについて色々聞こうかな！
んー、でもなぁ…私威圧感とか無いしこの子絶対話しかけるだけじゃ答えてくれないだろうしなぁ…

ちょっと申し訳ないけど、こうなると尋問と言うよりも拷問ってなるけど…
植物でナイフを作り、腕を最初は軽く切りつける。

「っ………」

「…あなたのお名前は？」

「……………」

眼光が鋭い。これじゃダメかぁ…
…ナイフで更に傷を抉る様に腕を切りつける。

「っ…うﾞ……」

「…名前は？」

「………」

あー…ダメかぁ……
こうなりゃほかの人に頼まないとダメかなー…これ以上できる気がしない。
たいちょーか他のこう…しっかり判断が出来て戸惑わない子を連れてこよう！

「あー、あー…レボディショナルの今交戦してない人にお願い！あっちがわの副たいちょーをアリスが捕まえたので！誰かれーこくな人！副たいちょーの見張り兼拷問！してくれますかー？何してもいいので！ちょっと私じゃダメなのー…！よろしく！」