Prisonerworld【小説】 (ページ30)

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頼むから休んで【守】【龍神湊】ページ30

僕はあの後シェルターに戻って
お風呂に入って部屋に戻ろうとしてた
食堂で水を飲んでから
部屋まで歩いた
ちょっと冷えたから早歩きで戻ろうとしたら
指令室のあかりがついてて
誰かいるのかな……と見てみると
蝶葉が

「大丈夫……大丈夫……」

となんかボソボソ言ってるでも
体はグラグラで今でも倒れそう
僕は急いで駆けつけて

「大丈夫？！」

と声をかけた
だ、大丈夫ですと無理してるの
蝶葉はとても苦しそうだった
僕は蝶葉の両頬に手を添えてしっかり目を
見て

「ねぇ！何してんの？！さっき帰ってきて
もう仕事なんてしてるの？！今日ぐらいもう寝ていいじゃん！！みんなが心配するよ！！」

そう言うと蝶葉はもう少しなんです…
だから待って下さい…
と言うから僕はため息を

「じゃあ僕も手伝うよその方が早く終わるでしょ！」

って言うとでも湊さん…もう寝た方が…
それは蝶葉もでしょ！！！といった
渋々一緒にやってくれて
色んなお話をしながら
作業をすすめた
やっと終わると蝶葉は
机に突っ伏してぐっすり眠っていた
はぁ……もう…自分の限界以上までもさ…
頑張らなくていいじゃん…
ボソッと呟いて
蝶葉を部屋まで運んだ
女の子の部屋に入るのは抵抗あったから
誰かに頼もうと思ったけど
みんなまだ寝てるし！
急いで運んで急いで出た

「はぁ…そりゃ抵抗あるでしょ！！」

と叫んでから
部屋に戻って、時間を見ると7時
みんなもうそろそろ起きるよな
多分誰かにすぐ起こされるだろうな
と思いながら布団に潜ってぐっすり眠った