構いたがり【あべさく】 ページ34
基本的に心を許した相手への佐久間の距離感はかなりバグっている。
中でも恋人である阿部に対してはほぼ０なのではないかと言う程に密着する。
しかし、それが決していやらしくないのは２人の纏う雰囲気のお陰だろう。
この日も楽屋の片隅でのんびりと本を読む阿部の膝に頭を乗せながらスマホゲームに熱中する佐久間の姿があった。
「あ〜またドブった〜」
「さっくんは運無いなぁ」
ガチャで狙いを外した佐久間の叫びに少し離れた所でラウールや目黒と今日撮った写真を見ていた向井が反応する。
「むー、ピックアップ中に絶対引きたいんだよね」
そう言いながら指を忙しなく動かす佐久間に本から目を話さずに阿部が声を掛ける。
「課金は程々に」
「大丈夫、狙いの娘が出れば実質無課金☆」
謎の理論を述べる佐久間の額を阿部はノールックでペチリと叩く。
「んな訳ないでしょ、今月の約束の金額超えてたら分かってるよね？」
「も、勿論、分かってるし」
本から視線を下ろしニッコリと微笑む阿部に引きつり笑いをする佐久間を向井とラウールは憐れみの目で、目黒は内心怯えたチワワみたいだと違う事を考えながら見ていた。
そんな２人だが偶にその密着が極端に減る時がある。
仕事中のスキンシップは普段通りなのだが、カメラが止まると佐久間は阿部から離れ深澤や向井に絡みに行く。
それが定期的かと言えばそうでもなく、期間も長い時もあれば短い時もある。
最近２人が恋人同士だと知ったラウールがそれを疑問に持ち、阿部が楽屋に居ない時を見計らい佐久間に尋ねた。
「ねぇ、ねぇ、佐久間くん」
「どしたの、ラウール」
バックハグのはずが最大身長差の為に抱え込むような状態になっている佐久間がラウールを仰反るようにしながら見上げる。
「たまに阿部ちゃんから離れるの何で？」
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氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、こんにちはです。 リクエスト頂きました小説を此方とは別の置き場の方に上げさせて頂きました。 お手数ではございますがその他CPの方でご覧ください。 (2022年5月31日 17時) (
レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、初めまして、コメント有難うございます！ このような拙い小説のファンと言って頂けてとても嬉しいです(^^) リクエストのしょっぴー寵愛ですが、メンバーとしてなのかBLとしてかで内容が変わってきますので宜しければ希望を教えて頂けますと有り難いです！ (2022年5月20日 23時) (レス) @page15 id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
ｓｍ推し - 初めまして(^^♪。リクエストしても大丈夫ですか？スノのしょっぴーがメンバーに寵愛されるお話が読みたいです！これからもファンとして陰ながら応援していますので無理なさらずに頑張って下さい(^^♪。大好きです♡ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 944bdeebdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷那 | 作成日時：2022年5月7日 22時
