依存【いわ＆ラウふか＆めめこじ＆だてなべ】 ページ21
「グループの半分がカップルとかどうなんだよ」
至極当然の疑問を口にする渡辺に宮舘が微笑みかける。
「なんなら3分の2にする？」
意味深な言葉に渡辺の顔がみるみる赤くなる。
「な、何言ってっ」
怒っているのか恥ずかしいのかワタワタする渡辺を宮舘は優しく見つめる。
そんなゆり組を熱い眼差しで見守る阿部の横で、佐久間が某芸人のポーズをしながらジャスティスと叫んでいる。
若干カオスな雰囲気の中で深澤が熱を込めた目線を岩本に向けた。
「んじゃ、ついでに俺達も付き合っちゃう？」
冗談めかした口調で、それでも目線はまっすぐ岩本を捕らえながら深澤が笑顔でそう言った。
深澤の気持ちを知っている４人と知らないゆり組が黙り込み、何故かラウールは興味津々で２人を見ていた。
「は!?そんな軽い気持ちで付き合うもんじゃねーだろ!?」
動揺の余り突き放すような言い方になってしまった岩本は一瞬深澤の顔が曇った事に気付かない。
「じゃあラウール、俺と付き合おう？」
「え、初めては女のコがいいからごめんなさい」
次の瞬間には深澤は岩本からラウールの方へと体ごと向いて問いかけるが、ラウールは即座に断る。
さも今のは冗談なのだと言う雰囲気を出しながら、深澤はシナを作る。
「酷い！私、心は女よ？」
「あ、お丸さんだ」
寸劇に乗ったラウールが以蔵の雰囲気を纏い深澤を抱き寄せる。
「お丸ならいいか…俺のモノになれ」
鋭い眼差しで深澤を顎クイするラウールに向井が気付いたように近寄りその手を掴む。
「以蔵…お丸は俺のモノだ」
「官兵衛…」
突然の滝沢歌舞伎ネタにも完璧に対応する向井。
内心では深澤の為に雰囲気を変えようと必死だった。
そんな向井の気持ちに気が付いた目黒も３人に近寄ると向井を抱き寄せる。
「官兵衛、お前は俺のモノだろ」
「半兵衛…」
「いや、そこが出来てるんかいっ」
佐久間のツッコミに爆笑が起きる。
そのお陰で雰囲気は一変し、岩本以外のそれぞれが歓談を始めた。
ラウールに抱きしめられたままの深澤も笑顔で目黒達と会話している。
そんな深澤を岩本は複雑な感情のまま見つめていたのだった。
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氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、こんにちはです。 リクエスト頂きました小説を此方とは別の置き場の方に上げさせて頂きました。 お手数ではございますがその他CPの方でご覧ください。 (2022年5月31日 17時) (
レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、初めまして、コメント有難うございます！ このような拙い小説のファンと言って頂けてとても嬉しいです(^^) リクエストのしょっぴー寵愛ですが、メンバーとしてなのかBLとしてかで内容が変わってきますので宜しければ希望を教えて頂けますと有り難いです！ (2022年5月20日 23時) (レス) @page15 id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
ｓｍ推し - 初めまして(^^♪。リクエストしても大丈夫ですか？スノのしょっぴーがメンバーに寵愛されるお話が読みたいです！これからもファンとして陰ながら応援していますので無理なさらずに頑張って下さい(^^♪。大好きです♡ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 944bdeebdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷那 | 作成日時：2022年5月7日 22時
