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楽屋を飛び出した向井はラウールの示した方向へと向う。
歩きながらも頭の中には嫌な想像がぐるぐる回っていた。
「もし…」
目黒が深澤と付き合っていて今まさにいちゃついている真っ最中だとしたら、と考えれば考える程段々とその歩みが遅くなる。
これ以上進むべきかと思い悩んだその時、向井の耳に話し声が届きだした。
「だから…」
「いや、でも…」
それらは間違いなく深澤と目黒の声で。
向井は２人に気付かれないようにとそっと角を覗き込む。
その先では壁を背に立つ目黒を深澤が見上げ何か話していた。
声が小さいせいか目黒はやや顔を深澤に近付けている為、まるで今にもキスでもするのではないかと言う体勢に見たくないと思いながらも向井は目を逸らせずにいた。
「でもじゃねーって、お前がしっかりしないとダメだろ」
そう言いながら深澤はちらりと向井の居る方に目線を送った。
「あ」
目が合った気がして向井は慌てて身を隠す。
一方深澤は計画通りに進んでいる事を確信し笑みを浮かべる。
「ふっかさん？」
「目黒」
不敵にも見える笑みに目黒が深澤を呼ぶと、深澤は向井にも聞こえるように大き目の真面目な声色で敢えて名字で呼びかける。
「はい？」
深澤の声と目黒の返事が気になった向井が再び覗き込んできたのを確認した深澤は目黒の頭に手を伸ばす。
「俺を信じろ、そしてごめんな」
そう呟くと目黒の顔を引き寄せその額に唇を寄せた。
「っ」
「ふっかさんっ」
目黒が息を飲むのと同時に鋭く深澤を呼ぶ声が耳に入った。
その声に目黒が顔を向ければ珍しく必死な表情の向井が駆け寄って来る所だった。
「どした〜？こーじ」
向井の表情とは真逆にのんびりとした表情と声で深澤が返事をすれば向井は勢いのまま深澤の胸倉を掴む。
「ちょっ、康…」
「めめにちゅーとかずるいやないですか!!」
あわや乱闘かと流石の目黒も止めようとした矢先、以外にも向井から出たのは羨む言葉だった。
拍子抜けしたように２人を見つめる目黒を他所に深澤はニヤニヤと向井に問いかける。
「ずるいって俺がした事？めめがされた事？」
「そ、それは…」
「当然俺がした事だよな〜？」
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氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、こんにちはです。 リクエスト頂きました小説を此方とは別の置き場の方に上げさせて頂きました。 お手数ではございますがその他CPの方でご覧ください。 (2022年5月31日 17時) (
レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - ｓｍ推しさん» sm推し様、初めまして、コメント有難うございます！ このような拙い小説のファンと言って頂けてとても嬉しいです(^^) リクエストのしょっぴー寵愛ですが、メンバーとしてなのかBLとしてかで内容が変わってきますので宜しければ希望を教えて頂けますと有り難いです！ (2022年5月20日 23時) (レス) @page15 id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
ｓｍ推し - 初めまして(^^♪。リクエストしても大丈夫ですか？スノのしょっぴーがメンバーに寵愛されるお話が読みたいです！これからもファンとして陰ながら応援していますので無理なさらずに頑張って下さい(^^♪。大好きです♡ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 944bdeebdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷那 | 作成日時：2022年5月7日 22時
