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Aside.
メンバーの顔を見て、あたしは話す覚悟を決めた
『ごめんなさい！本当は加入する時に話しておくべきことだったんだけど、滝沢くんに止められて今日まで話さずにいたことがあるの』
深「うん、なに？」
『この話をする前に約束してほしくて…今から話すことは、ここにいるメンバーだけの秘密にしてほしい』
スノ「「「わかった」」」
『ふっかさんは、もう分かってるんだよね？それから多分、照くんと大ちゃんも…』
深「うん。さっきのは確認するために聞いたから」
阿「さっき？何を聞いたの？」
岩「Aちゃんの兄貴の名前」
渡「それがなんなわけ？昔聞いたとか言ってたけど、意味わかんねーんだけど」
『私も忘れてたの…昔、小学生の時にふっかさんとお兄ちゃんのこと話したんだよね？』
深「うん」
渡「は？小学生？そんな前から、ふっかはこいつのこと知ってたの？」
阿「いや、多分ふっかだけじゃない。俺ら全員だよね？」
『亮平くんも気づいてたの？』
阿「うん、この前ね。確認しようと思ったけど、なかなか聞けずにいた」
宮「俺も。なんとなく気づいてた」
『そっか…涼太くんも…』
渡「え？何？わかってねーの、俺だけ？」
佐「なぁ、翔太。昔Jr.に道端凌久ってやついたの覚えてね？」
渡「道端？…って、確か滝沢くん達が面倒見てたやつだろ？時々滝沢くんが連れてきて、俺らんとこで世話してた小せぇやつ」
佐「そうそう」
渡「そいつが何？」
阿「その子がAちゃん」
渡「は？どういうこと？」
『翔太くん…その道端凌久が、私の小学生の時の名前なんだよ』
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作者名：瑠華 | 作成日時：2024年3月9日 21時
