La reine des Neiges…[３] (ページ27)

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－ステージ横

まもなく開演時間になる。お客さんも席に座り、今か今かとその時を待っている

舞台袖にはキャスト全員が揃い

光一「いよいよ大阪公演の幕が上がります。初日…最高の舞台になるよう全力を出し切りましょう！Show must go on！いくぞー！」

「「「『おーーーー！』」」」

円陣を終えると、それぞれの立ち位置へと移動していく

内「A、頑張ろうな！」

『うん！ひろくん、よろしくね！』

内「よろしく！そうや…今日な、亮ちゃんたち観に来てるらしいで？」

『え？そうなの？』

内「おん。俺がこの舞台初めて決まった時は、なんやかんや言うて結局1度も来てくれんやったのに…今日はAの初舞台やからって全員で来る言うてたわ。なんや、Aの方がエイトに愛されてへん？」

『ふふふ(笑)そんなことないよ！…本当はね、ひろくんに言ってないだけで観に来てるよ！』

内「え？そうなん？」

『うん！だって、あたし誘われて、みんなと一緒に観に行ったもん！』

内「まじか…」

『あ、言ったのバレたら怒られるから内緒ね？』

内「わかった(笑)」

『……ねぇ、ひろくん』

内「ふふ(笑)…ほらっ！」ギュッ

『ありがと』ギュッ

内「Aなら出来る。大丈夫！俺らがついとる！』

『よし！緊張が解けた気がする！』

スタッフ「まもなく定刻でーす！」

ブーーーーーッ

さぁ、いよいよ、舞台の幕が上がる