La reine des Neiges…[３] (ページ26)

今日:9 hit、昨日:278 hit、合計:64,298 hit

121.初日ページ26

－9月8日－

ついに、この日が…
いよいよ、今日が大阪公演初日…

もうすぐ本番なので、楽屋で準備を進めていた

『ふぅー…大丈夫、大丈夫…』

コンコンッ
『はーい』

？「よっ！大丈夫か？」

楽屋に入ってきたのはタッキーだった

『ヒデ君！』

滝「やっぱり(笑)…めちゃめちゃ緊張してんじゃん！」

『あっ！……そりゃ、するよ』

滝「そう思って、お前にいいの持ってきた！」

『？？』

そういうと、タッキーは鞄の中から1つの紙袋を出し、あたしに渡してきた

『なに、これ？』

滝「いいから、開けてみろ」

『あ、うん………これ…』

滝「あいつらからだ。舞台あって観に行けないからって託された」

紙袋の中には、メンバーからの手紙と小さな箱が1つ…
その箱の中には、小さな雪の結晶のトップがついたネックレスが入っていた

滝「SnowManが、離れていても傍についてるって意味を込めてだってよ」

『グスッ…みんな…(泣)』

滝「ほらほら…もうすぐ本番なんだから泣いたらメイクが落ちるぞ？」

『そうだった…もぉ、来るなら化粧する前とかにしてよー』

滝「これでも急いで仕事終わらせて来たんだよ！…ほら、つけてやるから」

『ありがとう』

あたしの後ろに回って、そっとネックレスをつけてくれた

滝「お前なら大丈夫！自信持っていけ！」

『うん！最高の舞台デビューにするから！』

滝「頼もしいな。じゃ、俺は客席で観てるから」

『うん！タッキー、わざわざありがとう』

滝「おぅ！👋🏻

そう言うとタッキーは楽屋を出て行った
あたしも最終確認をして、急いで舞台袖へと向かう