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−7月−
今までは歌、ダンスだけのレッスンだったけど、今日からは通しでシーンごとの稽古をしていく
今は、前半の終盤。ブロードウェイの楽屋でのシーン…
監督「じゃ、はじめて行きまーす」
内「どう責任取ってくれんだよ！」
「す、すみません！」
スタッフに詰め寄っていくウチ…
松崎「おい！まだ2幕があるんだからやめろよ！」
内「こんな状態で2幕開けらると思ってんのかよ！」
スタッフに詰め寄ったウチを止めようとして投げ飛ばされる松崎…
『…キャッ！！！』「うわっ！！」
光一「いいかげ……え？どういう状況？」
内•松「「うわぁぁぁ、ごめん！」」
光一が振り向いた先にあった光景は…
投げ飛ばされた松崎が、何故か深雪に覆い被さって倒れている姿
内「まじ、ごめんA！大丈夫？」
松崎「ごめんね、怪我してない？」
『だ、大丈夫です。あの…退いて頂けると…』
松崎「うわぁぁぁ、まじごめん！」
そう言って慌てて退いて、手を引っ張って立ち上がらせてくれる
光一「え？俺の背後で何が起きた？」
監督「内が、松崎を投げ飛ばしたのはいいが、勢い余って深雪さんの方にまで飛んでった(笑)」
辰巳「羨ましいやつ…」
松崎「だから、お前はいつも思うところが何か違うんだって！」
内「ほんっと、ごめん！」
『うん、いいんだけど…飛ばすなら、(舞台袖側を指差し)あっちの方にお願いします』
内「うん、そうする…」
監督「いやー、まさか深雪さんまでぶっ飛ぶと思わなくて面白かった！(笑)」
内「え？監督、それはフリ？」
『そんなわけないでしょ！わざとやったら許さないから！』
内「はい…ごめんなさい」
光一「あはは(笑)ほら、もっかいやるぞ！」
そんなハプニングもあり笑いにつつまれるも、監督の合図が入ると全員一気に集中して演技をこなしていく
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作者名：瑠華 | 作成日時：2024年3月9日 21時
