La reine des Neiges…[３] (ページ13)

今日:144 hit、昨日:317 hit、合計:64,155 hit

108 ページ13

そういうとタッキーは、店員さんを呼んで慣れた様子でいろいろと注文し、それから話を始めた

滝「今日はAに大事な話があって、光一くんにも来てもらったんだ」

『えっと…それは、どういう…』

光一「俺から話すな？今度、大阪と福岡でSHOCKの公演をやることが決まったんやけど知っとる？」

『はい、確かこの間発表があったんですよね？』

光一「そう。それで、その公演でのヒロイン、リカ役として深雪さんに出てもらいたくて」

『え？私がですか？』

光一「うん。他にも候補として考えていた人はいるけど…俺は深雪さんにやってもらいたいなって思っとる」

『でも確か、舞台は9月と10月ですよね？』

光一「うん、そうだね」

『あの…その期間、私の所属するSnowManは少年たちの舞台が決まってますし、なにより稽古期間には滝沢歌舞伎のシンガポール公演もあります。なので…せっかくのお話ですが私はお受けすることができません』

滝「A…これはジャニーさんが決めたことでもあるんだ」

『でも…』

滝「それに歌舞伎も少年たちも、Aは舞台に出れずサポート役として裏方でしかいられない。それよりもSHOCKに出て、表舞台を経験してほしいと思ってる」

『それでも、あたしはSnowManだから…彼らが出るなら、裏方でいいから少しでも彼らのサポートをしたい。傍にいて、グループのメンバーとして一緒の舞台に関わっていたいの…』

光一「その気持ちは分かるで？そりゃ、グループ組んでるんやから支えたいよな。でもSHOCKを経験すれば表舞台に立つあいつらの気持ちや苦労もわかるようになるし、なにより経験した後だからこそ、いろんな面であいつらを支えてやれるようになるんじゃないかなって俺は思うよ？」

滝「あいつらも、Aには裏方だけじゃなく表舞台を経験してほしいって。お前の、アイドルとして、そしてSnowManとして、舞台に立ってる姿を早く見たいんだってさ」

『え？みんな知ってるの？』