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＿＿＿蓮
デビューしてからの日々は目まぐるしくて、
本当に目が回っているんじゃないかと思うほどに忙しかった。
なかなかオフもなかったけど、
今日は先程終えた撮影で仕事終了。
それに…
「あ…」
楽屋へ向かう途中に見えたのは
撮影の順番が早かった舘さんが、
もう既に私服に着替えを終えて廊下に出たところだった。
「舘さん」
呼び掛けると
足を止めてこちらへ体を向ける
俺だと認識して微笑みかけてくれるのが堪らなく嬉しい
「あ、お疲れ様
俺先にタクシー捕まえとくね。」
「はい、俺もすぐ行きます」
「ふふ…ゆっくりでいいよ」
１日かけてグループでの雑誌の撮影が終わり
明日は久々のオフ
それは舘さんも同じで、
この日を絶対に逃すまいと
大分前から約束を取り付けていた
メンバーと過ごす時間も沢山あるけど、
やっぱり２人での時間も増やしていきたい。
ru「あれ、めめもう帰るの？」
戻って早々に着替えた俺に、
まだ半分衣装に身を包んだラウールが
口を尖らせて聞いてくる。
ご飯なら僕も連れてって！
なんて、言い出しそうな勢い…
可愛い弟には悪いが、、
「ん、今日は大事な用事があんの。」
ru「え〜…そうなんだ…」
分かりやすくしょんぼりするラウールの頭をくしゃりと撫でてやると照れたように手を払われた
いじらしさに少し離れがたい気持ちでいると、
呆れたような顔で翔太くんが側にやってきて口を開いた
nb「しかたねぇな、俺が飯連れてってやるかラウ」
ru「え！ 翔太くんいいの？」
「お前すぐ機嫌なおるじゃん(笑)」
ぱぁって音が聞こえてきそうな位笑顔のラウールと
今のうちに行けって目線で伝えてくる翔太くん。
無論、
今日の予定は宮舘涼太攻略会議で可決された作戦だからだ。
翔太くん…まじでありがとう
ru「めめばいばい！」
「ん、また今度飯行こうな」
建物の外に一台だけ停まっているタクシー
俯いてスマホをいじるその姿が見えると
自然と頬が緩んでしまうのが否めない。
軽く２回ガラスをノックすると
パッとその顔がこちらを向いてドアを開けてくれる
「お待たせしました。」
「ううん、早かったよ(笑)」
ドクドクと早く動き始める心臓に急かされるように
俺もタクシーに乗り込んだ。
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YOKO1220(プロフ) - 更新待ってました！！続きがとても気になります。 (2022年8月24日 20時) (
レス) @page12 id: 3f34e75752 (このIDを非表示/違反報告)
YOKO1220(プロフ) - 大好きなお話です。更新まってます！！ (2022年3月21日 1時) (レス) @page8 id: 3f34e75752 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - 更新待ってました！嬉しいです！！！ (2021年12月20日 17時) (レス) @page6 id: b294cacc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無 | 作成日時：2021年10月13日 0時
