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利吉side
密書の受け渡しなど、朝飯前。
利吉「また御用があればどうぞ」
そう言って後にした、忍務先。
ほうっ、と息を吐く。
とりあえず今日の仕事は終わりだ。
私はフリーの売れっ子忍者だ。
まだまだ仕事は山ほどあるのだけれど、
これくらい捌けないでどうする。
それに、これが一段落つけば、
Aに会いに行けるのだ。
利吉「元気にしているかな」
今朝方まで一緒にいたはずなのに、
もう恋しくて恋しくて仕方がない。
会いたい。
Aに、会いたい。
Aと結ばれてから、
どれだけの日が経っても
その気持ちが薄れることはなくって。
抱きしめたい。
好きって、可愛いって囁いて。
愛し尽くしたい。
………なのに、
利吉「出茂鹿くんと一緒だなんて」
別にまぁな。
一緒といっても仕事上だしな。
Aの気持ちが揺らぐわけがないし、
Aは私のものだしな。
物理的に近くにいることが許せない……というより、
最早、"羨ましい"が正解だと思う。
認める。羨ましい。
利吉「……いや、違うぞ」
出茂鹿くんはそもそも
Aに手を出そうとした前科持ちなのだ。
二度あることは、なんとやら。
利吉「それなら早く片付けて、……だな」
懐からカサカサと取り出したのは、
Aの似顔絵。
これを見るだけで、
すっと心が落ち着くのだから不思議だ。
なんかもう、
好きすぎてAになりたいくらい……なんて、
変態じみたことを考えそうにもなる。
利吉「会いに行くから、待っていて」
◆◇
さて、本日の忍務は。
とある城から、このお姫様を逃がすこと。
嫁ぎ先が決まっているにも関わらず、
近所のしつこい城主に目を付けられたらしい。
お付きの数名と一緒に、
無事に安全な場所までお送りすること。
相手の城にさほど力はないはずだが……
どうやら忍者を多く雇っているらしい。
いつ攫われるかと思うと、外出なんてもってのほか、
城の中にいるのでさえ危ういとのこと。
姫「宜しくお願い致します」
利吉「えぇ。私が必ずや、お守りします」
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llmz(プロフ) - 初めましてこんばんは。目をギンギンにしながら楽しく読ませて貰いました。そしてもっと読みたいです！お忙しいと思いますがこれからも続いていくことを応援しています。いつか母上に紹介するお話も読んでみたいです笑更新楽しみにお待ちしています！ (2023年3月25日 1時) (
レス) @page41 id: ea241ee2a1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はなさん» お返事ありがとうございます！！読めましたー！！はなさんの書く小説はどれも好きでほとんど読んじゃいました！これからも応援してます。頑張ってください！！ (2022年10月22日 7時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ぴすこさん» 読んで頂きありがとうございます！早速ですが、こちらの設定はどうされているでしょうか？ご確認お願い致します！→→「マイページ」の「設定」から、下の方にいくと「コンテンツの設定」→ 「R18コンテンツフィルタ」があります。お手数ですが宜しくお願いします。 (2022年10月19日 21時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します。よるのおあそびを読みたいのですが、検索しても作者の作品全表示を押しても出てきません。どうすれば読めますか？ (2022年10月19日 21時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - Moonさん» お返事遅くなりました！なんて嬉しいお言葉…！更新遅すぎてすみません😱どれだけ続けているのかというお話ですが、私にも終わりが見えません(笑)とにかく更新頑張ります！コメントありがとうございます！！ (2022年10月10日 23時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月19日 0時
