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you side
べしゃ、と私の身体が床に崩れる。
上に乗っかった鹿之介さんの身体が重い。
『鹿之介さん、あの！』
出茂「んん……」
『起きて！重いっ、です！』
普段そんなに大声を出さない私だけれど、
これは早く気付いてもらわないと困る。
『鹿之介さん！』
出茂「……ん、ん？……え？」
そして何度か呼んだところで、
やっと鹿之介さんが目を開けたらしい。
出茂「何だ？……って、うわ！」
鹿之介さんは、
下敷きになっている私から身体を退かせた。
ううん、飛び退いたってかんじ。
出茂「Aさん！ご、ごめん！！」
『やっと起きてくれたぁ！』
出茂「僕、いつの間にか寝てしまって……で、
何をしてしまったんだ！？」
目が覚めたら私の上に乗っかっていたわけだから、
混乱するのも無理がない。
そんなに大したことではなかったけれど、
私は一通りのことを鹿之介さんに説明した。
出茂「なんてことを。本当にすみません」
『いいえ、気にしないでください』
出茂「……良かった」
『良かった？』
何が？
鹿之介さんは、
ほっとしたように胸を撫で下ろした。
出茂「山田利吉に見られなくて良かった。
絶対、めちゃくちゃに怒るだろ」
『え、そうですか？怒るかな』
わざとじゃないし、
そんなこともあるよねって位で……とか思っていると、
鹿之介さんは"わかってないなぁ"とでも言いたげに
溜め息を吐いた。
出茂「それで済むわけがない。
山田利吉はAさんの事となると
目の色が変わりますよ」
少し前に川でも……、
そう鹿之介さんに言われて思い出した。
鹿之介さんに手を引かれて、
一緒に川の中で転びそうになったとき
利吉さんは咄嗟に私を助けて、
鹿之介さんを叱りつけたんだった。
出茂「だからって、諦めたくはないんだけど」
諦めたく……ない？
鹿之介さんの言葉が
いまいちピン、とこない。
出茂「わからないって顔だね。
事務員の座はもちろん、
無条件で傍にいられる立場も欲しいってこと」
『……小松田くんの傍に？』
出茂「それは絶対に違う」
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llmz(プロフ) - 初めましてこんばんは。目をギンギンにしながら楽しく読ませて貰いました。そしてもっと読みたいです！お忙しいと思いますがこれからも続いていくことを応援しています。いつか母上に紹介するお話も読んでみたいです笑更新楽しみにお待ちしています！ (2023年3月25日 1時) (
レス) @page41 id: ea241ee2a1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はなさん» お返事ありがとうございます！！読めましたー！！はなさんの書く小説はどれも好きでほとんど読んじゃいました！これからも応援してます。頑張ってください！！ (2022年10月22日 7時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ぴすこさん» 読んで頂きありがとうございます！早速ですが、こちらの設定はどうされているでしょうか？ご確認お願い致します！→→「マイページ」の「設定」から、下の方にいくと「コンテンツの設定」→ 「R18コンテンツフィルタ」があります。お手数ですが宜しくお願いします。 (2022年10月19日 21時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します。よるのおあそびを読みたいのですが、検索しても作者の作品全表示を押しても出てきません。どうすれば読めますか？ (2022年10月19日 21時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - Moonさん» お返事遅くなりました！なんて嬉しいお言葉…！更新遅すぎてすみません😱どれだけ続けているのかというお話ですが、私にも終わりが見えません(笑)とにかく更新頑張ります！コメントありがとうございます！！ (2022年10月10日 23時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月19日 0時
