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you side
そろそろ休み時間も終わる頃、"また来ます"と
乱太郎くんと伊作くんは教室へ戻って行った。
出茂「はぁ……もう少しで終わりますね」
『ありがとうございます、鹿之介さん』
出茂「っ、……いいよ別に！」
『？』
なんだかおかしな鹿之介さんの態度を不思議に思いつつ、
私は最後の包帯を干した。
『よし！じゃぁ少し休憩しましょう？』
出茂「っあぁ、腰が痛い」
『ずっとしゃがみ込んでましたからね』
うーん、と腰をさすりながら
伸びをしていた鹿之介さんが、
そういえばと話し出した。
出茂「さっき乱太郎から何を受け取ってたんです？」
『えっ、何でもありません』
出茂「嘘だ、なんかすごく嬉しそうだった」
たしかに、とってもとっても嬉しかった。
でも絶対に、鹿之介さんには見せられない。
だって、この懐に大切に仕舞ったのは、
乱太郎くんにお願いしていた
利吉さんの似顔絵なのだから。
からかわれたりすると恥ずかしい。
『……大切な物なので、部屋に仕舞ってきます』
出茂「あっ、」
落としたり汚すと大変。
私は鹿之介さんから逃げるように、
自分の部屋へ急いだ。
出茂「何なんだ？一体……」
◆◇
やっとお昼の時間、
私と鹿之介さんは食堂へやってきた。
『お疲れ様です。午後からは書類の整理です』
出茂「眠くなりそうだけど……あ、そういえば」
鹿之介さんは、食べ終わったお盆を端に寄せた。
『何ですか？』
出茂「食堂の裏口に、
たっくさん野菜が積まれていたけれど……
前からあぁだっけ？」
『あぁ！あれはお初ちゃんです』
出茂「お初？」
そっか。
鹿之介さんはお初ちゃんのことを知らないのだ。
『農家の娘さんでね、とっても可愛らしいんですよ』
出茂「へぇ！お会いしてみたい！
……あっ、でも僕は好きになったりしないから」
『……別に私は構いませんよ』
なに、私に遠慮するような言い草なんだろう。
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llmz(プロフ) - 初めましてこんばんは。目をギンギンにしながら楽しく読ませて貰いました。そしてもっと読みたいです！お忙しいと思いますがこれからも続いていくことを応援しています。いつか母上に紹介するお話も読んでみたいです笑更新楽しみにお待ちしています！ (2023年3月25日 1時) (
レス) @page41 id: ea241ee2a1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はなさん» お返事ありがとうございます！！読めましたー！！はなさんの書く小説はどれも好きでほとんど読んじゃいました！これからも応援してます。頑張ってください！！ (2022年10月22日 7時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ぴすこさん» 読んで頂きありがとうございます！早速ですが、こちらの設定はどうされているでしょうか？ご確認お願い致します！→→「マイページ」の「設定」から、下の方にいくと「コンテンツの設定」→ 「R18コンテンツフィルタ」があります。お手数ですが宜しくお願いします。 (2022年10月19日 21時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します。よるのおあそびを読みたいのですが、検索しても作者の作品全表示を押しても出てきません。どうすれば読めますか？ (2022年10月19日 21時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - Moonさん» お返事遅くなりました！なんて嬉しいお言葉…！更新遅すぎてすみません😱どれだけ続けているのかというお話ですが、私にも終わりが見えません(笑)とにかく更新頑張ります！コメントありがとうございます！！ (2022年10月10日 23時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月19日 0時
