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you side
好き。
利吉さんへの気持ちは
相変わらず大きくなるばかりで、
止まることを知らない。
すっぽりと収まった利吉さんの腕の中。
心地良くて、それから視界の中にチラリと映る、
利吉さんの少し染まる頬。
いつもスマートで格好良い利吉さんが、
今日は可愛く見えちゃって。
こんなこと言うと、
何を言い返されるかわからないから秘密。
『そっか、私も乱太郎くんにお願いしよう』
利吉「うん、頼むときはちょっと恥ずかしいけどね」
確かに似顔絵を大切に持ち歩いていると、
どうしても傷んでしまう。
何度も何度も開いては眺めて、
会えない時間は想いを馳せるから。
利吉「忍務中にも懐に入れているから、
月明かりの下で見たりしてさ」
なんて、珍しく無邪気に笑う利吉さんは
やっぱり可愛い。
利吉「……Aの方が可愛いよ？」
『えっ』
やっぱり、やっぱり
利吉さんって私の心が読めるらしい。
利吉「Aはわかりやすいってだけ。
そこがまた可愛いし、」
利吉さんは抱きしめていた腕を解いて、
私の頬を両手で包み込んだ。
そして私の唇に
利吉さんの唇が軽く吸い付くと、
ちゅ、と音が鳴る。
『ん、っ』
ぞくぞくと痺れるような感覚が身体を走り、
私は思わず腰を反らせた。
すると私の頬を包んだままの利吉さんが、
私の目をじっと見つめながら
ぺろりと自分の唇を舌で舐めた。
利吉「……感じちゃった？」
『っ……！！』
やだ、変。
私、口付けだけじゃなくって
利吉さんの熱い視線に、
そのちろりと見える赤い舌に………
『……だめ、利吉さん』
利吉「ん？」
『……は、離してくれなくちゃ』
利吉「どうして？」
逃さまいと、利吉さんは私の腰を引き寄せる。
だめだめ、だって私、
『利吉さんのこと、欲しくなっちゃう』
それからの記憶は、あまりない。
◆◇
利吉「はいA、風呂に行っておいで」
早朝から、利吉さんは
着替えの浴衣と手ぬぐいを私の手にポンと乗せた。
寝ぼけ眼の私は、
まだ上手く頭が回転していないらしい。
利吉「A、昨日そのまま寝ちゃって」
『はぁ』
利吉「……激しくて、ごめんね？」
そして、唐突に蘇る昨夜の記憶。
『………！！！』
声にならなかった。
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llmz(プロフ) - 初めましてこんばんは。目をギンギンにしながら楽しく読ませて貰いました。そしてもっと読みたいです！お忙しいと思いますがこれからも続いていくことを応援しています。いつか母上に紹介するお話も読んでみたいです笑更新楽しみにお待ちしています！ (2023年3月25日 1時) (
レス) @page41 id: ea241ee2a1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はなさん» お返事ありがとうございます！！読めましたー！！はなさんの書く小説はどれも好きでほとんど読んじゃいました！これからも応援してます。頑張ってください！！ (2022年10月22日 7時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ぴすこさん» 読んで頂きありがとうございます！早速ですが、こちらの設定はどうされているでしょうか？ご確認お願い致します！→→「マイページ」の「設定」から、下の方にいくと「コンテンツの設定」→ 「R18コンテンツフィルタ」があります。お手数ですが宜しくお願いします。 (2022年10月19日 21時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します。よるのおあそびを読みたいのですが、検索しても作者の作品全表示を押しても出てきません。どうすれば読めますか？ (2022年10月19日 21時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - Moonさん» お返事遅くなりました！なんて嬉しいお言葉…！更新遅すぎてすみません😱どれだけ続けているのかというお話ですが、私にも終わりが見えません(笑)とにかく更新頑張ります！コメントありがとうございます！！ (2022年10月10日 23時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月19日 0時
