ホグワーツへ _02 ページ6
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you side
汽車が動き出して、しばらく経った頃。
パタパタと人が行き交う音がしていた中で、足音がひとつ席の前で止まった。と思ったらノック、目を向けるとそこにはハリーの姿が。
「A！あの、席を探してて…ここ座ってもいい？」
『もちろん！どうぞ』
「ありがとう」
ハリーがそう言って、赤毛の男の子を連れてはいってきた。
『えと、そちらは？』
「あ、ロンだよ。ロン・ウィーズリー」
「よろしく」
『A・スネイプです、よろしくね』
ロンと握手を交わすとハリーはわたしの横に、ロンはそのハリーの前に座った。
それからみんなでホグワーツの話をしていた。ハリーは魔法界に着いてはまだまだ無知に近いようだった。わたしやロンの話を聞いて時々驚いたような反応をみせる。
しばらくして勢い良く扉が開く。既に真新しいホグワーツ指定のローブに着替えている見るとふわふわの長い鳶色の髪の女の子の姿。
「ねぇ、ヒキガエル見なかった？ネビルの蛙がいなくなったのよ」
『見てないよ』
「そう…ごめんなさいね。あなた達、そろそろホグワーツに着くらしいからローブに着替えておいた方が良いわよ」
その少女はそう言い残してさっさと行ってしまった。
「あー、えーと…」
『…わたし、他の所で着替えるよ』
「A、先に着替えなよ。僕ら廊下で待ってるから」
ハリーはロンを連れて廊下へ出た。お言葉に甘えて先に着替えることに。ローブに袖を通す、何だかすごく嬉しかった。ホグワーツに通うことができる…魔法を学ぶことができるのだ。
着替えた後はハリーとロンとチェンジ。今度はわたしが廊下で待つことに。
「席、ないの？」
『へ？』
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
