私の夢 ページ28
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you side
大きなわんちゃんを目撃した次の日、セブルスに呼び出された。昨日はもう遅いからと明日話を聞くと寮まで送ってもらっておやすみなさいをした。
だがセブルスの自室についても、いつも通り暖かい紅茶をいれてくれて…てっきり昨日のことを聞かれて怒られるかと思ったのに。
特に何も話されないまま時間だけがすぎていく。
「Aは、将来…なにかやりたいことはあるのか」
『…え？やりたい…こと？』
「…そうだ」
昨日のことじゃなくて…やりたいこと？
『…うーん、なんだろう……夢、夢ならある…けど』
「…」
『セブルスみたいな、先生になりたいの』
戸惑いながらもそう答えた、少しだけびっくりした様な表情を見せたがまた難しい顔に戻ってしまった。いつも以上に…難しそうな顔をしているセブルス。なにか考え事をしているようで…特に返事もない。
『セブルスと…たくさん出来た友達ともずっと一緒にいたいなぁ…もし、仮に両親が私の前に現れても…変わらずにセブルスと一緒にいたい』
「…そうか」
そう、小さく呟いたセブルス。そして、優しく微笑んでわしゃわしゃと頭を撫でられた。
Aならなれるだろう、と言ってもらえて…嬉しくて思わず頬が緩む。セブルスになれるだろうって言って貰えたらなれる気がしてきたなぁ。へへへ。
「さて、昨日の話をしようか？A」
『え！？昨日の話！？』
「まさか、忘れたとは言わせないぞ？昨日あんな時間にグリフィンドール寮の前で何をしていた？」
ううういつものセブルスだ…！
その後あれこれ聞かれたが、頭が３つのわんちゃんを見たんだよ！とは言えずにハリー達と話をしていたらあんな時間になってしまった。を押し通して解放してもらった。
…ハリー達とも早く話したいなぁ…。
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
