【ハリーポッター】きみといきたい (ページ18)

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空飛ぶ箒で _02 ページ18

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you side

その後しばらくして、全員無事に箒をあげることが出来た。

「箒を手に掴んだら、跨りなさい。柄をしっかり握って、落ちないように。笛で合図したらみんな一斉に地面を強く蹴ること、箒は常に真っ直ぐに、しばらく浮いて、それから前かがみになって降りてきます。いきますよ、１、２」

ピーー

フーチ先生の合図である高い笛の音と共に地面を蹴る。すると、するとふわりと浮く箒。

わぁ、本当に浮いた。

ちょっとだけ感動していると

「Mr.ロングボトム、落ち着きなさい」

斜め前の男の子、そこ子の跨った箒がゆらゆらと浮いていて、そのままずっと高くまで飛んで行ってしまった。その箒に乗っている本人は軽いパニックを起こしているようだ。

「ネビル・ロングボトム！どこに行くつもりなんですか！戻ってらっしゃい！」

フーチ先生はそう言ったけど、あれじゃ、無理だ。

ネビル・ロングボトムと呼ばれた男の子はパニック状態でそんな声聞こえていない様子だ。どうしようかと悩んだけど、目の前で落ちて死なれてもしたりしたら嫌だし、なにより体が先に動いた。

そのまま勢いをつけてネビルの後を追う。

まるで箒のコントロールができていない。

『っネビル！掴まって、ネビル！』

目の前で空中で、振り落とされ、ぐんぐんと落ちていくネビルに手を伸ばして、ネビルの腕をなんとか掴むことができた。が、ネビルの落ちる勢いに負けてバランスを崩してしまった。

『っ、！』

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