空飛ぶ箒で _01 ページ17
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you side
それから数日、だいぶホグワーツでの生活にも慣れた。毎日が新しいことばっかりで、とても充実していた。
魔法についてたくさん学べて、それがなにより楽しかった。
そしてそして！今日は待ちに待った飛行訓練の時間！空を飛べようになるなんて、楽しみでしかないよね！
いつものようにドラコと集合場所へと向かう。するとそこにはすでに箒が並べられていて、しばらくしてきたフーチ先生にその左側に立つよう指示された。
「さぁいよいよ飛行訓練です。右手を箒の上に出して、はい、上がれ」
その言葉に続いて、みんながあがれと箒に指示する。
『あがれ』
その言葉で箒は勢い良くあがりわたしの手の元に。
隣にいるドラコも、前にいるハリーも一度で成功したようだ。他のみんなはなかなか箒が言うことを聞かないらしく、しばらく苦戦していた。
「あがらない〜っ」
私の左隣にいるミリセントも同じように苦戦している様子だった。
『ミリセント、強くイメージするんだよ。手元に箒が上がってくる、手に吸い付くように…はい、あがれ！』
「あがれ！わっ！すごい、あがったよA！」
助言があっていたのか、ミリセントはすぐに箒を上げることができた。はしゃいでいるミリセント、可愛いなぁなんて思いながら頬が緩む。
「さすが！先生の娘ね、教えるのが上手だわ」
『将来なれるかなぁ、先生』
「なれるわよ、絶対ね！」
いつかセブルスのような先生になりたい。
密かに思っていたことであった。だからたくさん勉強して、すごい魔女になって…先生になって…。それで、欲を言えば好きな人と結婚をして、幸せな家庭をもって、幸せになりたい。
それが私の夢だった。
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
