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同意を求めてAに振れば、窓の外を眺める仗助を黙って見てるだけだ。
数日前、康一と由花子が一悶着起こした後。
背中まで伸びてたキレーな黒髪をバッサリ切ったAをバス停で見たとき、マジでビビった。
女が髪をバッサリやるときって、それなりのタイミングだって何かで読んだしよぉ。
でも、後になって仗助に聞いたら、あれは由花子のせいだって話だった。
たしかに康一と絡むことも多かったから、由花子に逆恨みされても納得だぜ。
ショック受けてんじゃあねーかって心配したけど、Aはむしろあっさりしてて、逆に仗助の方が気を使ってるように見えた。
(俺は馬鹿だから)あくまで勘って奴だけどよ。
あの日からどことなく仗助の様子が変になった気がする。
日に何回かぼーっと考え事することがあるし、そうなると俺の声もAの声も届いてねーみてーでよぉ。
逆にこっちが心配になっちまうぜ。
特に最近は放課後の付き合いが悪い。
駅前までくると、仗助はいつも何かと理由をつけて別行動をしようとする。
(びっくりしたけどよぉ)いつも一緒に遊んでるAも置いていこうとするから、俺らは困惑するしかなかった。
「なあA〜、今日もゲーセン寄っていこうぜ」
「ええ？今日も？お金なくなるんだけど…」
「いいじゃあねーかよぉー帰っても暇なんだよぉ〜」
そう言うわけで、ここ2、3日は俺とAだけでアーケードゲームに入り浸ってる。
「Aおめー、さっきノート出しにいくとか言ってなかったっけか？」
さっきまで俺らの話なんて気にもしてなかったくせに、ふと思い出したように仗助がこっちを向いた。
逆に、パッと顔を逸らしたAは、ハッとしたように立ち上がって「そうだった」と慌てて自分の机の中を漁る。
「昼休み終わるまでに持って来いって言われてたんだった」
「何のノートだよ？提出物なんかあったっけ？」
「休んだときの分。数Iだけまだだったの忘れてたのよ」
「ちょっと職員室行ってくるね」と教室を出て行ったAに手を振れば、なぜかジロリと仗助に睨まれた気がした。
「な、なんだよー」
「…なんも言ってねえじゃあねーかよ」
「おめーに睨まれると結構焦んだよ。顔がいいこと自覚しろよなぁ…」
親父さんが外国人ってこともあって、仗助の体格とか顔は日本人離れしてる。
堀深い青い目で、きっちり整えられた髪型の影から睨まれるとドキッとすんだよな、結構。
「んなことより億泰、あんまAをゲーセンに誘うなよな」
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まゆげ - とても面白くて�，�らイッキ見しちゃいました！まってます❤︎ (1月10日 14時) (
レス) @page41 id: 0d6506373d (このIDを非表示/違反報告)
らりら(プロフ) - 度々読み返してます！更新楽しみにします！無理のない範囲で頑張ってください！応援しています☺︎ (8月12日 23時) (レス) @page41 id: 70cf89f8ce (このIDを非表示/違反報告)
よる - めちゃくちゃ女の子の設定が大好きです！！いい感じに狂ってる異常性が好みです！！ありがとうございます！ (7月5日 11時) (レス) @page41 id: a8f28a0fa7 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いですね！！自分ジョジョが大好きなのでとてもありがたいです！！無理のない程度で更新頑張って下さい！！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 大豆太郎さん» 書き込みありがとうございます。1番好きと言っていただけてとても嬉しいです。更新はとても遅いのですが、気楽に、お暇な時にでも覗きに来ていただけますと幸いです。よろしくお願いします。 (2022年9月29日 17時) (レス) id: a1dae06abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora
| 作成日時：2020年9月29日 20時
