英 語 だ け 。【紫】

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くらちゃんに、土下座する勢いで謝って東階段へ。




村上君、何の用だろ。









「どうしたのー？」







階段の二段目辺りにいる、村上君に声をかけた。









無言のままだから、ねぇねぇって袖を引っ張ってみる。






瞬間、振り向いて唇を塞がれた。









長くて長くて…苦しかったから、胸を叩くとやっと、離してくれた。









村「…………なんなん？ A」








村上君は、私に顔を見せないように座って、顔を膝にうずめたまま話しだした。









村「普通 文化祭て彼氏と回るやん」


　「相手、唯ちゃんやなくて大倉やし」

　「大倉をくらちゃんて呼ぶし」









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　「…未だに俺、村上君呼びやし」









嫉妬、してるんだ。くらちゃんに。






……私もよくしてる。


村上君、周りにいる女子にも笑顔を向けるし。









「……………………………しん君」








村「…………///」









顔を隠してても、耳が見えてるから赤面してるのが丸分かり。




ｶﾞﾊﾞｯと顔を上げた、しん君は私を抱きしめた。









村「しん君はヤバイわ………」









吐息が耳にかかって、ドキドキした




このまま心臓が止まるかもって心配になるぐらい、鼓動が速くて







村「あんま、嫉妬させんなや」



「…間違っても浮気なんかすんなよ」









大丈夫です。





低く甘い声で囁く貴方に、心底惚れてますから。









***
本編よりおまけの方が更新速度速い…笑

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