9色のバラ （ D.S ）

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大介のお陰で甲殻類を使ってない料理屋さんに行くことになってマネージャーさんからはお店と時間を指定してもらってそのお店に向かうことに。




『A迎え行こうか？俺今日飲むつもりないし一応車なんだけど』




『会社から近いし大丈夫。大介ありがとう、色々と』




久々に素直に大介にありがとうと伝えてみた。本人はなんのことか分からないんだろうけどね。




小洒落たご飯屋さんだった。最近敷居が高過ぎるご飯屋さんによく来てる気がする。緊張するし今日に関しては顔合わせな訳だから仕事モードで行こう。
中に入ると個室の中では楽しそうな声が聞こえる。




「失礼します…」




「あ〜やっと来た！！」




中に入ると既にメンバーの9人とマネージャーさんが居た。私が到着してマネージャーさんの方から私の紹介をしてくれて私はよろしくお願いしますと言うだけだった。
見覚えのある顔が2人いたがその2人はとりあえず無視して他の7人に一人一人にAAです。と声を掛けて言った。




「じゃあ、あとは10人で楽しんで。俺はもういくから、ラウールはちゃんと時間になったら帰るようにな。他のやつも明日の仕事に支障は出ないように」




マネージャーさんは私の紹介を終えると出ていった。
隣にはしょっぴーとラウールくんが座っている。大介はそれをよそ目に見ているがあの感じを聞いてたり見てたりすると私と幼馴染みなのは言ってないんだと思うしこの中で知ってるのはしょっぴーだけということだ。




「ねえ、Aさんのことなんて呼べばいいの？」




「私の事ですか？なんでもいいですよ〜。」




「ねえ、Aちゃんこれ食べてよ〜美味しいよ？」




『え、翔太とAさん知り合いなの？』




深澤さんが私たちの関係についてつついてきた。正直もうタイも同行するんだし全部言って良くないか？とも思うんだが、マネージャーさんも居ないんだし…




『大介と幼馴染みなこといっていい？』




すぐそこにいる大介にとりあえずLINEして連絡してみた。大介も言っていいよひっつき虫剥がすと言われた。そのLINEを見た私はそのまま返事をせず携帯を閉じた。




「渡辺さんとは以前大我とご飯行った時に会ったことがあります」




「え？きょも？待ってどういうこと？」




「私幼馴染みなんです。SixTONESの京本大我さんと」



「俺とも」



え、じゃあ佐久間もAさんのこと知ってるの？待ってどういうこと着いてけないと周りは慌ててる

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