__始まり__�� ページ10
(増田side)
.
.
手越の言葉に俺は驚いて目を開いた。
｢ 俺が見つけた時 、泣いてたの。A 。俺ね、Aは絶対泣かないと思ってたからびっくりしたんだ。そしたらねA俺の事見たら涙引っ込めて無理して笑うの。.. 今まで全然気づけなかった。｣
｢ 泣かないんじゃなくてきっと泣けなかったんだって。 俺が抱き締めたらひとりぼっちにしないでって言って..寝ちゃった。抱っこしてマネージャーにここまで連れてきてもらう車の中でもうなされてて.. ｣
手越の声が震えてて 、 俺は自分の不甲斐なさに拳を強く握り締めた。
あんなに傍に居たのに 、 守ってやろうと思ってたのに。
どうして気づかなかったんだろう。
重い沈黙が続く中で 、 小山が口を開いた
｢ ..守ろうよ 、俺達で。 ｣
｢ Aが辛い思いしないように。苦しくならないように、俺達が傍に居て笑顔にさせてあげよう？｣
そう言った小山の顔は真っ直ぐ未来を見ていて 、ふんわりとした笑顔だった。
釣られて俺らも微笑めば互いを見詰めあって頷いた。
誰よりも大切な存在だから 。必ず守るよ。
もう二度と、こんな辛い思いさせないから。
そう思っていると ..
『 っんー .. 』
｢ A ？！ ｣
Aが目を覚ましたようで 、手越がバッと顔を覗き込む。
｢ ンなことしたら怖いだろ 、たく っ..(笑)｣
｢ Aちゃーん？起きた？ ｣
Aは目を擦るとムクッと起き上がり 、周りを見渡した。
『 ..んう 、 なあんでみんないるの？』
寝ぼけてるようにそう言えばコテッと首を傾げてふにゃりと笑うA
俺も手越も小山もシゲもピシャッと固まった。
｢ ..A、ほっぺ痛くない ？｣
Aに近寄り優しく頬を撫でてやると、キョトンと目を丸くさせた。
赤みは引いたけど..まだちょっと痛いかな。
『 んへへ 、心配してくれるの？まっすー優しいね！ふふ 』
.. やべえ 、この笑顔はやられる .. 、
いつも増田くんだし ..寝起きって機嫌良いのかな。すげえ可愛い。
｢ まっすーにそんな笑顔向けちゃって！A！俺もいーるよ？｣
｢ 俺も居るし！！A、もう大丈夫だよ？俺らが居るからね ｣
｢ あんまり無理すんなよ ？｣
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 179人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
せなス - もちこ。さん» 更新ありがとうございます！リクエスト良いですか？手越くんと2人でショッピングに行く話が見たいです！今回も心の癒しになりました(*´∀`)♪ (2019年8月9日 19時) (
レス) id: d8de6038da (このIDを非表示/違反報告)
もちこ。 - puppy。さん» リクエストありがとうございます！！！早速書いていきたいと思います！ゆっくりになるとは思いますが、できるだけ更新できるよう頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2019年8月8日 1時) (レス) id: 89bb976554 (このIDを非表示/違反報告)
puppy。(プロフ) - こんにちは！増田さんと楽屋でいちゃいちゃ(？)みたいなのが見たいです！いつも更新楽しみにしてます！ (2019年8月8日 1時) (レス) id: accc91f558 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ。 - モモさん» ありがとうございます！！これからもゆっくりですが更新頑張っていきたいと思います！！ (2019年8月7日 19時) (レス) id: 89bb976554 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 面白かったです！！更新待ってます！ (2019年8月5日 17時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
