モテ男とラブゲーム【TH】

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私は周りと比べて仕事ができる方だ。



だから忙しい。



それなのにまだキム・テヒョンは隣にいる。





｢あの、早く戻ってくれませんか？｣




TH｢俺は大丈夫!!｣




｢大丈夫じゃないでしょ!!｣




TH｢だって俺仕事できるし笑｣





隣でにひひっと笑っている。



……認めたくはないけどこの人は仕事は出来るんです。



キム・テヒョンはこの会社の中で一番売上が高い。



理由はそのビジュアルで担当の女性のハートを秒で射止めるらしい。



ほんと漫画みたいな男だよね。





｢仕事できるっていうか、顔がいいからでしょ？｣




TH｢あ、Aちゃんも俺の事イケメンだと思ってるの？｣




｢顔だけ男でしょ笑｣




TH｢中身もちゃんとしてるよ!!｣





キム・テヒョンはもぉ!!と怒り始めた。



私はひとつ分かったことがある。



キム・テヒョンは噂通り女遊びは激しいかもしれない。



でも話してみたら子供みたいな性格をしている。



今だってなんか拗ねてるし笑





｢褒めて欲しいなら綺麗なお姉さんの所に行きなよ笑｣




TH｢俺はAちゃんに好きになって欲しいから無理!!｣




｢私は好きにならないから早く仕事しなさい｣




TH｢じゃあ、今日からここで仕事する!!｣





今から荷物取りに行ってくるとか言い始めた。



そんなのダメに決まってる。





｢そんな勝手なこと許されないから!!｣




TH｢俺は気に入られてるから大丈夫だよ☆｣





私にウィンクをして行ってしまった……。





｢ユンギさん、あの人止めてください!!｣




YG｢イケメンが隣の方が仕事捗るだろ｣





やる気なさげにこう言ってきた男は私の上司のミン・ユンギ。



仕事は出来るけど塩対応で毒舌です。





｢キム・テヒョンがいたら女性社員達がここに来ますよ？めちゃくちゃ面倒臭いですから!!｣




YG｢まぁ、お前なら出来る。がんばれ。｣




｢こんな棒読みのがんばれ初めて言われたんですけど!!｣




TH｢Aちゃん、おまたせ〜!!｣




｢待ってないから!!｣





今日からキム・テヒョンは私の隣で仕事を始めるらしいです。



ユンギさんは捗るって言ったけど絶対捗らないからね!!





TH｢Aちゃんの横顔綺麗だね｣




｢こっち見るな!!｣





これからこんなことばっかり言われるのかな……



私のメンタル崩壊しそうです。

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