一般人の私が！？ (ページ31)

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夢ページ31

？「かおり…かおり」

貴「んがっ！」

な、なんだー？
ここ何処だ？周りが全部白い…

？「僕の名前はセトラ」

セトラ？誰それ？

セ「今、姿を映すね」

セトラがそういった途端
目の前に少年が出てきた。

貴「あぁぁぁぁぁ！！神様だ！」

トリップをさせてくれた神様だった。

セ「もう少しで行くけど名前は忘れないで」

貴「え？なんで？」

セ「何でも」

貴「う、うん。」

セ「じゃあね」

貴「じゃあね。」

セトラは消えて私は目が覚めた。

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あぁ、そっか。
みんなで雑魚寝したんだっけ。
二日連続、宴だったから辛かったけど…
リアル鬼ごっこ的な感じもしたしね。

セトラ…。
誰なの？神じゃない。それは確信した。
何者？何故名前だけ？

これからの事に関係があるのかな…

お母さんとお父さんの事もわかるのかな。

私は隣で寝ているエースの髪をいじり

「一緒に探してくれる？私の本当の親を…」

そう呟いて
仰向けになり、青い空を眺めた。

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エースside

「一緒に探してくれる？私の本当の親を…」

そう呟いたかおりの声が俺には聞こえた。
かおり、親が死んだのかな。
探してくれる？って言ったから
いなくなったってことか？

でも、１番わかることは
かおりは…

独りだったんだな…

俺と一緒だ。

今日は俺の本当の父親が処刑された日。
この日はいつも、気が浮かない。

かおりなら、

鬼の子

といっても受け止めてもらえるだろうか。

それとも嫌いになるだろうか…

かおりに嫌われたくない…
俺がずっと傍にいるから。
だから、独りで抱え込むんじゃねぇぞ…

俺もちゃんと言うから