3 ページ4
.
世の中のカップルは、一回はこの質問をし合ったことがあるだろう。ってくらいありきたりな質問。
逆に、こんなに長く付き合ってて今までこういう会話がなかったことが不思議だ。でもきっと、私のほうが彼を想う年月は長いはずだか……
「最初から」
「…………………………え?」
「初めてAを見たときから」
…初めて私を見た時、というと
「入学式、ですね」
まるで私の頭の中を見透かしてるみたいに、すぐさま返ってくる答え。
…そんな、馬鹿な。
好きになったのは、私の方が先だと思っていた。それなのに。
「Aは、それより後でしょ?」
ふふ、なんて笑いながら、ただただ固まる私を抱きしめてくる。だからなんで私の考えてることがわかるんだ、エスパーかお前は。
「っ…ゆ、うき」
ふわりと祐希の甘い匂いが鼻を掠めて、さらにぎゅう、とキツく抱きしめられた。
「あの時から、
ずっと好きだよ」
…今も昔も、
結局私は祐希に何ひとつ敵わないのかもしれない。
(…っ相変わらず、タチ悪い…)
((えー?ほんとのこと言っただけなのにー))
(ってか、入学式、って…)
((ヒトメボレ、ってやつですかね。))
(……!!!!!)
▽初々しいふたりをもっと書きたい。
.
601人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷーこ(プロフ) - あきさん» すみません、もし教えていただけるようでしたらどの作品か教えていただけると幸いです。 (2016年8月9日 18時) (レス) id: 0bb9c9012b (このIDを非表示/違反報告)
ぷーこ(プロフ) - あきさん» わざわざ コメントありがとうございます。それはそちらの作品と私の作品どちらが先に書かれたものでしょうか?お手数をおかけしますが教えていただけると嬉しいです。すみません。 (2016年8月9日 18時) (レス) id: 0bb9c9012b (このIDを非表示/違反報告)
あき - はじめまして、コメント失礼します。とある作品を読んでいたところ、この作品のあるお話と酷似しているものを見つけまして、一応ご報告をと思いコメントさせて頂きました。 (2016年8月9日 8時) (レス) id: 7970285b3f (このIDを非表示/違反報告)
ぬんぬん♪ - えっ終わり!?嘘やろ!?!? (2016年6月11日 0時) (レス) id: f5deb9fb59 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 完結……したのですか? 楽しみに見させていただいてたので残念です…… (2016年5月22日 23時) (レス) id: 191aa71f46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷーこ | 作成日時:2016年1月5日 20時