color〜いろとりどり 2

story-53.＊ ページ5

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…といったもののイチから自分で、企画書を書くのも初めて。



部長「一応セオリーはあるけどな。書き方は、それぞれのセンスだからなぁ…。あ、お前、いつもいろんな資料見てるだろ。」



A「はい。」



部長「まずは、自分が読みやすいっておもう人の資料を真似してみろ。」



そういわれて真っ先に思い出したのは部長が書く書類だった。


難しい言葉が並んでいたけど、部長の企画書はストーリーがあって、いつもの引き込まれる。



A「部長の企画書を目指したいです。」




部長「お。お前、見る目あるねえ(笑)まあ、まだ時間あるしゆっくりやれや。」



豪快に笑う部長の期待に応えたいとおもった。




過去に部長が作った企画書をいくつか読んでいると１つの大きなテーマやコンセプトがあってそれを中心にストーリーがであることにきづいた。



わたしも、まずはコンセプトを決めようと頭を巡らせているところだった。




A「あのイベント、キラキラしたものが合うんじゃないかという気はしているんだけどなぁ…」



キラキラ…



太陽？



窓から差し込む日差しが気になって、企画書を手にしたままバルコニーに出る。


なんか浮かんでこないかなぁ。



あぶり絵みたいに…？と、太陽に掲げようとした時に、急に吹いた風に手元がすくわれる。





A「……うわ！やばいっ！！！」

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