story-70.増田side ページ22
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増田side
初めて同期と大きい仕事が出来るんだ、とか、なかなか細かいところの意見が合わなくて結構打合せもりあがったんだ、とか、キラキラした表情で、話すAちゃん。
増田「それって、Aちゃんが企画書出したイベント?」
A「うん、そうだよ!いやー、ほんとまっすーありがとう。」
増田「いやいや、俺こそありがとうなんだよねー。あの後、コンサートの打合せの話した時、Aちゃんのおかげていい案が出てきたんだよね。」
A「え?…そうなの?いいものが出来そう?」
またキラキラした目をする。
増田「…うん、いま衣装の最後のツメ頑張ってる」
A「衣装もまっすーがやってるんだよね?やっぱコンサートとか、すごい仕掛けとかあるんだろうな〜。すごいなー。」
頬杖をつきながら、キラキラした目をして右上を見上げる。
増田「そういうと思って、はい。これ。」
そう言って、ポケットから封筒を差し出すと、きょとんとした顔でそれを受け取った。
中を確認するとAちゃんは首を傾げた。
増田「ふ。話の流れでわかってよ(笑)今度のコンサートのチケット。見にきてよ」
A「ほんとに??ありがとう!」
増田「ふふふ。ま、先輩としての?力量見せとかなきゃだし?あー、でもいい席じゃないよ?スタッフとか、機材とかが近いところなんだけど…」
A「先輩さすがです!(笑)むしろ制作側のほうがいいよ!勉強になる!!!」
増田「ん。」
チケットをキラキラした目で見つめるAちゃんを満足した気持ちで眺めながら、アイスコーヒーを飲んだ。
A「ねぇ、まっすー。」
増田「ん?」
A「がんばろうね、お互い。」
いつものふにゃってした笑顔じゃなくて、決意に満ちた目にをするAちゃんが誇らしかった。
ああ、おれ、きっとAちゃんのこの言葉とこの表情を期待してたんだ。
増田「うん、がんばろう。」
とことんがんばろう。
納得できるまでがんばろう。
間違ってないよ、と背中を押された気がして背筋をただす。
だから会いたかったんだ。
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prco(プロフ) - 結璃さん» 結璃さん!ありがとうございます!次の展開からぶわーって進むと思いますのでのんびりお付き合いください^_^ (2018年10月7日 20時) (レス) id: d34c8d87e3 (このIDを非表示/違反報告)
結璃 - はじめまして!楽しくて一気読みしてしまいました(*^^*)続きも楽しみにしてます♪ (2018年9月30日 10時) (レス) id: cd52497272 (このIDを非表示/違反報告)
prco(プロフ) - シヴさん» シヴさん!ありがとうございます(^^)のんびりお付き合いください(^^) (2018年9月24日 15時) (レス) id: d34c8d87e3 (このIDを非表示/違反報告)
シヴ - めっちゃ面白いです!好きですよー! (2018年9月24日 2時) (レス) id: 6f833cec91 (このIDを非表示/違反報告)
prco(プロフ) - 吹雪蘭丸2さん» ぎゃー!ありがとうございます!!まさかまさかはじめから見ていただいてたとは…。のんびりお付き合いください^_^ (2018年8月25日 10時) (レス) id: d34c8d87e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:prco | 作成日時:2018年8月20日 21時