story-32.*増田side ページ33
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増田side
手越との取材は順調に終わった。
久しぶりに2人の撮影もあって、セットの中で自由にしてみて。と指示される。
増田「どうしよっか?」
手越「とりあえず、バラバラに歩いてみる?笑」
急に手越がロボットみたいに変な歩き方をして、スタジオが笑いに包まれる。
まぁ、本人が1番楽しそうに爆笑してるんだけど。
そんな手越になんとなくちょっかい出したくなって、後ろから手越の耳にふーってしてみる。
手越「うわうわうわ!なに?びっくりしたー」
増田「ふふふ」
手越「なんだよー!きもちわりぃなあ!(笑)てゆか今日、まっすー機嫌いいよね?」
増田「そ?」
相変わらず、楽しそうに笑う手越に聞かれて気づいた。
おれ、そういえば今日機嫌がいい。
なんとなく胸の奥がうずうずしてる感じがあるけど、思いたある節がない。
…天気がいいからかな?
増田「じゃあもっとふーってするー。ぐふふふ。」
手越「いや、意味わかんない!(笑)あはははは!」
内容なんて全くないやりとりを繰り返す俺たちの姿を何度も何度もシャッター音とストロボの光が包んだ。
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作者名:prco | 作成日時:2018年2月7日 23時