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………………
増田「…てゆか、今さらだけど…こんなとこでよかった??」
席に着くと、声を落として問いかけてくる。
A「え!こんなとこって大将に失礼(笑)
運動あとだしがっつり行きたかったしむしろ最高だよ♪♪」
増田「そっか(笑)…じゃあ、頼もっか。」
俺はこれがおすすめ。ラーメンも結構あっさりで替え玉しちゃうんだよね〜あ、でも今日はこれ行っちゃおっかなぁ。あ、でも餃子は食べて欲しいんだよね〜。
ほっとした表情をしたかと思えば、楽しそうにメニューの説明をしてくれる声に耳を傾けながら、この人は人を大切に出来る人なんだろうなって思える。
結局まっすーはラーメンにチャーハン、わたしはラーメン、そして2人で餃子を2人前注文した。
注文を繰り返したあとに立ち去る店員さんを見送りながら、前髪を触っていたまっすーが「あ」といってわたしの正面に体を向き直し頭を下げる。
増田「この度はほんとうにありがとうございました」
A「あ…。…手越くん、大丈夫そう?」
増田「うん、もう全然平気そう。あいつ、多分回復能力も普通じゃないんだと思う(笑)」
A「そっか…」
ホッとしたけどーーー
増田「ん?」
A「いや…」
増田「?大丈夫?」
A「ううん!手越くん、フットサルの時も明るいしなぁ、って思い出してた(笑)」
増田「明るいって小学生の褒め方だよね(笑)もう大人なのに。あいついつもあんな感じだし、ほんと声でけぇから俺らも困ってるんだよね(笑)」
A「俺ら?」
なにげなく質問したときに、美味しそうな声が割り込んできた。
『おまたせしました!ラーメン二丁と餃子二人前とチャーハンです!』
さらに会話を続けようかと思ったが、ごくんと、喉ボトケが動く姿を見てやめた。
A「…食べよっか。笑」
増「そうしよ(笑)ら、ラーメン伸びるしね(笑)」
"ラーメン"をかんじゃうくらいお腹減ってたんだ、まっすー。
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作者名:prco | 作成日時:2018年2月7日 23時