story-24.*増田side ページ25
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増田side
土曜日。
今日は朝から目当ての服を買いに行った後に、衣装の参考にしたくて、生地屋さんに行った。
それがあのフットサル場の近くだったわけ。
12時前に店を出てナビにを設定すると、到着予定時刻が表示された。
増田こんにちは。12時15分くらいに着きます。
Aこんにちは◎
わたしも汗流して着替えたいので ちょうどいい感じです!
返事を確認してから車を走らせる。
到着予定時刻通りに到着し、またメッセージ画面を開く。
増田いま着きました。
裏の路地に車停めてます。
車の外観とナンバーと一緒に送り既読になったことを確認してから、ドリンクホルダーにスマホを立てかける。
右ひじを窓枠に置き、車内に流れるお気に入りの音楽を口ずさみながらサングラス越しにサイドミラーで外を眺めていた。
犬の散歩をしているおじいちゃんや、イケてる自転車で横を通り過ぎていく青年、チラホラと人が通る中、おそらく…たぶん…絶対、待ってる人を発見する。
増田「ふふ。ほんとにめちゃくちゃ運動して来ました!って格好だな。」
少しサルエルパンツっぽいグレーのスウェット、
グリーンのダウンにブルーのニット帽、
白いスニーカー。
口をとんがらしてスマホをみて、あたりをキョロキョロ…そんな行動を2、3回繰り返した時にようやく車を発見したらしく、嬉しそうな顔をしてこちらに走ってくる。
増田「いま、マンガならぴこん!て電球のマークついたやつだ。わかりやすい(笑)」
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作者名:prco | 作成日時:2018年2月7日 23時