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この上なく幸せな時 ページ37
それからしばらく
穏やかに月日は流れ
「こうしてゆっくり夜を過ごすなんて、久しぶりですね(笑)」
「そうだね」
久しぶりに休みが重なった週末
僕の家の広いソファの上
二人仲良く肩を並べていた
「ふふっ(笑)」
嬉しいな...
隣に座るAさんにピタッと腰を寄せ
更に隙間なくくっつく
何度も言うけど
久しぶりのお泊まり
僕は首を長〜くしてこの日を待っていた
「あ、世界の面白映像やってる。観てもいい？」
「はい(笑)」
明日は何して過ごそうかな
「「ふふっ(笑)」」
面白映像を観て肩を揺らすAさんと
笑い声が重なった
可愛いなぁ...(笑)
あぁ、なんて幸せなんだろう
ゆったり流れる、二人だけの時間に
この上ない幸せを感じる
「一緒にお風呂」は
残念ながら果たせなかったけど ←断られた
夜はまだまだ始まったばかり
今夜もいっぱい
Aさんに僕の想いを知って貰うんだ
もちろんAさんの想いも
お互いの身体を使って
「・・・・」
「ふふっ(笑)」
あ、なんだか我慢できなくなっちゃった
隣で、僕と同じ香りがする髪を揺らして笑う
Aさんを
今すぐメチャクチャに抱き締めて
僕でいっぱいにしたくて
「ねぇ、Aさん...」
ベッドに誘おうとした時だった
「あ！やだ何このイヌー！！
メチャクチャ可愛いー(笑)」
Aさんがテレビの中の犬を
やたらと褒め始めた
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作者名：ami
| 作成日時：2015年6月27日 10時
