新婚旅行24 ページ24
目の前で、ネックレスを見つめながら
涙を流し幸せそうに微笑むアイツ
その姿に堪らなく胸が締め付けられる
「チャンミン...来て？」
私は泣いているアイツの手を引いて
ベッドサイドへ連れていった
部屋の明かりをベッドサイドだけにして
アイツの方へ振り返る
今夜は私から伝えたかった
チャンミンと出会えて幸せだという事を
永遠に愛しているという事を
だけど目の前に佇むアイツを目にしたら
やっぱり、どうしよう...
すごく緊張する
なぜって、私からはあんまりした事ないから
でも...
どうしても今夜は伝えたい
だから...
私は小さく深呼吸をして言った
「今夜は私がチャンミンを抱いてあげる...」
ゆっくり手を伸ばし
涙で濡れた瞳で私を見つめるアイツの
バスローブの腰紐を解いた
パラ...
はだけたバスローブ
目の前にはアイツの逞しい胸
私があげたネックレスがキラキラ光り
もう何度も見てるはずなのに
いつも思う
「キレイ...」
しばらくアイツの綺麗な体に
目を奪われていたら
「Aさん...？」
アイツが不安気に私を呼んだ
その声に誘われるように手を伸ばし
艶のある逞しい胸にそっと触れた瞬間
「ぁっ...」
アイツの体が
ビクッと小さく揺れた
触れる手から伝わるアイツの体温
愛しい温もり
もっと感じたくて
もう一方の手も同じようにアイツに触れた
ドキドキドキドキ...
まるで早鐘のように脈打つアイツの鼓動
愛しくて
ちゅっ...
アイツの胸にキスを落とした
ビクッ...
その瞬間、再び小さく揺れるアイツの体
もっと感じて欲しくて
ちゅっ...
ちゅっ...
何度もキスをした
「はぁ...」
その内頭上から
アイツの切ない吐息が聞こえてきた
見上げるとトロンとした瞳で
私を見つめるアイツ
「A...」
私はゆっくり手を滑らせ
アイツの肩からバスローブを脱がせていった
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作者名：ami
| 作成日時：2013年9月10日 11時
