ツラい時側にいてくれたのは…2

×shibayu ページ43

しばゆー 高校生

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し「A〜おはよ〜」

『柴田、おはよ。
相変わらずの寝癖だね(笑)』

し「まじ！？直してきたんだけどなぁ
A直してよ〜」

『無理無理。
柴田の寝癖は頭から水かぶらんと直らんもん』

し「まぁこのままでもいっかな〜
あ、りょうくーん！寝癖の俺もかっこいいよね？？」

り「ふはっ、うん、かっこいいかっこいい(笑)」

し「イケメンが認めたからもうおっけ〜！
てつやにも見せてこよ〜」

『朝から騒がしいなぁ』

り「ほんとだよね〜
懐かれてるAちゃんも大変だね(笑)」

『おもしろいからいいけどね(笑)』

柴田とりょうは同じクラスで特に柴田はすぐに絡んでくる。

犬みたいで可愛いんだけどね。

今日は絡むのもしんどい。

生理2日目という1番つらい日。

し「てつやにさらにぐちゃぐちゃにされた…」

り「大丈夫大丈夫、かっこいいよ…ふふっ」

『柴田、ふっ、イケてるよ(笑)』

し「2人とも笑い堪え切れてないからね！？」

り「あはは！あーおもしろい…
そんなことよりさ、Aちゃん体調悪い？」

し「え！そうなの！？」

『えっ！？そんなことないよ〜(笑)
気のせいじゃない？』

キーンコーンカーンコーン

『ほらっ先生くるよ！席戻って！』

2人は疑いの眼差しのまま席に戻った。

ふぅ、バレないように気を付けないとなぁ。

それから休み時間毎に

し「A大丈夫？」

し「保健室行く？」

と来るのでだんだんイライラしてきてしまった。

そして昼休みが終わる頃、

『柴田、やめて。』

少し強めに言ってしまった。

し「っ！ご、ごめん…」

り「Aちゃん、ちょっとあっち行こ？
しばゆーも。」

人があまり来ない空き教室まで移動した。

り「Aちゃん、多分しばゆーはわからないと思うからちゃんと言ってあげてくれない？」

『うん…。柴田、ごめん…生理で体調悪くてイライラしてた。』

し「そ、そういうことか…そんなときにしつこくしてごめん。
体調は？大丈夫？」

『うん、さっきご飯食べて薬も飲んだから大丈夫だと思う。』

し「そっか、でも心配だからなんかあったら頼ってよ？」

『ありがと。
りょうもごめんね？ありがと。』

り「いーえ。誤解のまま変にならなくてよかった。
Aちゃんはお大事にね？」

この後の柴田は休み時間毎に"こそっと"聞きに来るようになりました。

終わり ログインすれば
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