ツラい時側にいてくれたのは…2

×tetsuya&ryo ページ23

てつや&りょう 幼馴染

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『てつやー？大丈夫ー？』

て「んんぅ…だいじょばなぁい…げほげほっ」

幼馴染のてつやは自分では認めたくないらしいが、A型と言われたそうな。

昨日と今日たまたま私が大学が休みでてつやも編集が落ち着いているからと出かける約束をしていた為、そのまま看病を頼まれた。

私が来るまではりょうが見てたみたいだけど、ざわくんも体調が悪いらしく、そっちに行ってしまった。

まだ熱が高くて吐き気も酷く、ご飯もまともに食べられていない。

『少し食べて薬飲まん？』

て「もー吐きたくない…」

『そうだよね…』

てつやの食欲が戻ったら食べられるようにご飯を作って、自分のご飯も簡単に作って食べ、キッチンの片付けをする。

本当は部屋の掃除をしたいけど…

この部屋は無理！！

りょうA、てつやどう?

Aまだご飯食べれてなくて
A熱も下がんなくてつらそう…
Aざわくんはどう?

りょう虫さんはだいぶ落ち着いてきた。
りょうせっかくの休みにごめんね?

りょうとやりとりをしていたが、急に異様な眠気に襲われた。

てつやに付きっきりだったし、ソファで一眠りしようかな。


気が付いたら外は真っ暗で、てつや大丈夫かな、とは思ったがなんだか身体がだるくて動けない。

いや、見に行かなきゃ。

部屋のドアを開けようとしたら、

「『あっ、』」

顔色の悪いてつやがドアを開けて出てきた。

『てつや起きてたんだ？体調はどう？
立ち上がってくらくらしてない？』

て「トイレ行きたくてさ…げほげほっ」

『支えるよ？くらくらしてるでしょ？』

て「ん…」

身長の高いてつやを支えるのは大変だけど、少しは楽になるようでトイレまで連れて行く。

流す音がしたがてつやが出てこない。

『てつや？大丈夫？』

て「げほげほっ…ぉぇっ…」

嗚咽が聞こえてきたのでドアを開けて中に入る。

吐きたいのに吐けない、そんな感じ。

かわいそうだけど水を少し飲ませて背中をさする。

少し吐けて落ち着いたみたい。

て「も…だいじょぶ…」

『部屋戻ろうか。』

部屋まで支えてベッドに連れて行くと、疲れたのかすぐに眠りについた。

Aてつやまだしんどそうだから、このまま泊まって明日も看病するね。

私もなんだか疲れたのでりょうくんにラインを送ってから、てつやのベッドに寄りかかり眠った。

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