ツラい時側にいてくれたのは…2

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そう言ってりょう先生は立ち上がったけど、私は腹痛の波がちょうど来てしまって立ち上がれなかった。

り「大丈夫？
落ち着いたらでいいから。
みんなに声かけてくるから少し待っててね。」

りょう先生は空き教室を出て行った。

少し治ってきた頃りょう先生が戻ってきた。

り「どう？行けそう？
俺のジャケット持ってきたから羽織って。」

『ありがとうございます…』

りょう先生の匂いがする。

元気だったらテンションMAXなのにな…

りょう先生に支えられて保健室へ向かった。

保健室についてりょう先生は保健の先生に挨拶して教室に戻ってしまった。

私は保健室のベッドで休ませてもらうことになったけど、お腹と頭が痛くて眠ることもできない。

キーンコーンカーンコーン

授業の終わるチャイムだった。

あーあ、りょう先生の授業受けられなかった。

少ししてりょう先生が保健室に来てくれた。

背の高いりょう先生の後ろにはさやかもいた。

り「Aさん、体調どう？
風邪かな？熱あった？気分は？」

『あ、いや、大丈夫です…』

保健の先生がりょう先生に耳打ちする。

多分生理ということを伝えたのだろう。

顔をほんのり赤くしたりょう先生。

り「女の子は大変だよね…
次からはしんどかったら授業受けずに保健室行ってください！
もう無理しちゃダメだよ？」

ニコッと笑う通称りょうスマイルにやられた…

しかも、頭にポンと手を置いて保健室を出て行った。

罪な男だ…

保健室には微笑む保健の先生とニヤニヤするさやかと顔を真っ赤にした私が残った。



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