兄の騎士と結婚します【瀬名泉】 (ページ19)

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part１７ページ19

俺がこの騎士団に入った理由
こんなに面倒臭いこと自分からやるわけない

俺は吸血鬼。兄者がウザイから家出してみたら全く知らない街や森で迷って、、そこで幼馴染に出会ってなかったら多分俺は血が足りなくて消えていたかもしれない

幼馴染、、まーくんはどっかの姫の付き人みたいなのをしてるって聞いてたけど、、まさか王様の双子だったっていうのは流石に驚いた

そんで、血も蓄えてテキトーにふらふらして辿り着いたところの何かの練習場のような場所だった

「今日は終わりましょ♪」

「そうだねぇ、、あ、かさくぅん？」

「んっ！？せ、瀬名先輩！何も食べてないですよ！！」

「じゃあ頬に付いたチョコはなんなのかなぁ？」

「あ、、す、すいません、、」

「はぁ、、全く」

「ねぇねぇ」

何故か俺は面白そうな人達に話しかけてて

「は？だれぇ」

「俺は朔間凛月～、、吸血鬼だよ」

吸血鬼とか言っても

「まるでKingのようにおかしなことをいいますね、、」

怖がるどころか誰かと一緒にされるし

「血、頂戴？」

「ふふ、ダメよォ？」

吸血鬼の決め台詞を言ってもあっさり断られるし

「ねーね、今からどこいくの？」

何となく、一緒にいたくなった

のに

「騎士団？嫌！俺やっぱり帰るぅ、、」

どこいくの？って聞いたらお城って答えるし、あぁ偉い人達なんだなって思ってたらよく見てみればみんな剣持ってるし！

「はぁ？今更何言ってんのぉ！？くまくんが着いてきたい、俺も一緒にいたいって言ったんでしょぉ、、はい、手続き済んだよ」

「やだぁぁ」

なんでそんな面倒くさいこと、、

「むぅ、もう寝る」

まぁ、こいつら面白そうだし、さっき会った王様はもっと面白そうだし、

しばらくはここでいいかもねぇ